HOME > 商店街ニュース >

商店街ニュース

夜のまちのイメージを一新。商店街でちょっと素敵な朝の時間を【千葉県市原市・シンコープラザ】

  • イベント

    地域振興

月に一度の朝市を楽しむ街の人々。運営メンバー手製の看板でお出迎え

 千葉県市原市JR五井駅からほど近くのアーケード街シンコープラザで、19日(日)、「夜のまちに朝食を」をコンセプトに朝市が開催された。午前7時半、シャッターが下りた飲食店の前にはサンドイッチやおにぎり、コーヒーにフルーツジュースの売り場が並び、普段とは違う街の雰囲気を楽しみに多くの人が足を運んだ。

 朝市を運営するのは、「リノベーションスクール@市原」の受講生たち。昨年末に開催された、地域活性化を目指す講座でともに学んだ仲間たちだ。かつてこの商店街は、八百屋・駄菓子屋・レコード屋といった店が並び日々の買い物客でにぎわいをみせていたが、駅前の再開発を機に一変。商店街は、居酒屋など夜の営業を中心とする店へと移り変わり、日中は人気のないシャッター街となってしまった。そこで、同スクールにおいて学びを得た多種多様な6名のメンバーが、「日中も人が行き交うような通りにしたい」と、朝市の開催を企画し、五井朝市実行委員会を立ち上げた。

 実行委員の一人で農家の星野真人さんは、「もともとスクールで課題に挙がったのは、シンコープラザ内の空き店舗の活用方法でした。ここににぎわいの核となる店舗を誘致することを目標に、まずは通りの雰囲気づくりから始めようとなったんです。朝市を開くことで、夜の街のイメージを一新しようと考えました」と話す。実行委員は、朝市開催に向け3月から全4回の通りの清掃活動を実施。そのメンバーにプラスして地域住民など毎回20名ほどが参加、清掃後には皆で朝食を取りつつ、朝市へのアイデアを出し合うなど交流を深めていった。

一日の始まりに栄養満点の朝ごはん。この他にも農家の朝どれ野菜や自然派お菓子など多彩な品が並んだ

 こうして地域との関係を築きながら、8月29日に第1回目となる「五井朝市」が開催された。当初は飲食スペースを設ける予定だったが、コロナ禍の状況を鑑みテイクアウトのみとした。出店は、市内の飲食店や実行委員の店など10軒が参加。手軽に食べられるサンドイッチやおにぎり、彩り豊かなフルーツジュース、寒い朝にもぴったりな居酒屋のもつ煮込みなど、朝市のために各店が考案したオリジナルメニューがずらりと並び、スタートからわずか1時間で完売になる店も出るほどの盛況ぶりをみせた。

 今回で5度目の開催となった五井朝市では、新たに3店舗が初出店、バラエティ豊かな朝食メニューが揃い一段とにぎやかな朝を迎えた。開始と同時に多くの人が訪れ、すでにリピーターもいるほど、シンコープラザの朝に少しずつ活気が戻りつつある。
「いずれは、街の一大イベントの五井大市の様なにぎわいを日常にもたらせたらと思っています。まずは朝市を定着させることで人の流れをつくり、1日を通してにぎわいのある通りとなってくれたら嬉しいです」と、星野さんら運営メンバーは今後の展望を考えている。

関連リンク

関連した取組み  自分たちの街への思いが実現へ。“日詰おさんぽカフェ”【岩手県紫波町・日詰商店街】

商店街ニュース一覧はこちら
最上部へ