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商店街共有ブランド「モモゾノクラフト」が誕生!街の魅力発信と地域をつなぐ架け橋に【東京都中野区・実業桃光会桃園商店街】

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モモゾノクラフトのアイテム。商店街共有のものができたことで、ジャンルの違う店でもお客さんへの紹介がしやすくなったとの声も

 東京都中野区のJR中野駅からほど近く、全長500mほどの小さな商店街で、商店街共有ブランド「モモゾノクラフト」が誕生した。これは、実業桃光会桃園商店街の若手店主らが中心となり、アフターコロナを見据えた商店街の魅力発信を目的に、今年の2月に立ち上げたものだ。現在、Tシャツやハーバリウム、コーラシロップといった多彩なジャンルを展開しており、10月2日、3日には、ブランド立ち上げから初となる、「モモゾノクラフトマーケット」も開催。街の人々に商店街の魅力を届けようと奮闘している。

 同商店街は、かつて、八百屋、魚屋、畳屋といった店が並び、地域密着型の商店街として活気をみせていた。しかし、時代の流れとともにそういった店も姿を消し、人々の往来も乏しくなっていったという。
 モモゾノクラフト立ち上げの立役者であり、同商店街副会長の蟻塚純さんは、
「およそ30年前、商店街には、顔なじみの店主のおじさんやおばさんがいて、そんなお店の人たちとの会話を楽しむお客さんの姿が常にありました。当時、商店街を走り回って遊んでいた子どもながらに、そこには商店街としての空気感を感じることができていました。コロナ禍で人との関わりが希薄になる中、そんな古き良き商店街のカタチを取り戻したい、街の人たちとつながるきっかけを作りたいと思ったんです」と、ブランド立ち上げの経緯を語る。

「モモゾノクラフトマーケット」の様子

 こうして、蟻塚さんを筆頭に若手店主らがタッグを組み、今年の2月に商店街共有ブランド「モモゾノクラフト」が誕生した。スタイリッシュなロゴがデザインされた服飾店のTシャツ、花店のセンスが光るハーバリウム、飲食店同士のコラボで誕生した店舗限定のコーラシロップなど、ここにしかない商店街オリジナルの品が揃っている。
 さらに、9月には商店街の枠を超え、同じ中野区若宮の青果店フタバフルーツと蟻塚さんが作り上げた桃ビールが新たにラインナップに加わった。実は、このビールには福島の桃が使われており、震災から11年目を迎える福島とコロナ禍から新たな一歩を踏み出そうとしている商店街双方へ、エールを送ろうとの思いも込められているという。この桃ビールのお披露目とブランド周知のため、10月2日、3日に、「モモゾノクラフトマーケット」を初開催。用意した桃ビールは完売、他の商品の売れ行きも好調でイベントは大盛況に終わった。

 今回のイベントを通じて蟻塚さんは、
「“桃”をきっかけにフタバフルーツさんや福島の農家さんと新たなつながりが生まれました。また、“街を盛り上げたい!”との思いから、駅前のマルイデパートやキリンビールといった企業の方々ともつながることができ、イベントのPRなどかなり協力していただきました。今の時代、私たちのような小さな商店街だけで頑張るには限界があります。地域を巻き込んだ活動が必要になってくる。そのためには、まず私たち商店街の人間が力を合わせることが大切。 “モモゾノクラフト”を軸に、今まで点で存在していた店がつながり線となり、その線が面となって、みんなで街を盛り上げていきたいです」と、さらなる意欲を燃やしている。

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