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建設会社と商店街が協力!子どもたちが安全で楽しく過ごせるまちづくり 【高知県高知市・協同組合帯屋町筋】

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    子育て・高齢者

    安全・安心

   帯屋町筋でのセレモニーには子どもたちも参加

 子どもたちを危険や犯罪から守る地域における仕組みづくりは重要な課題だ。
 高知県高知市では、地元の建設会社と商店街がタッグを組み、子どもたちにとって安全なまちづくりを目指すためのこども見守り活動をスタートさせた。

きっかけは今年5月。高知市の建設会社ミタニ建設工業が、こども110番の家(子どもが犯罪被害に遭遇するような緊急時に助けを求めてきた場合に保護するとともに、警察、学校、家族等へ連絡する措置を行うボランティア活動)のオリジナルステッカーを作成したというニュースが地元テレビ局で報道されたこと。

今年5月に誕生したオリジナルステッカー

ミタニ建設工業は、10年以上前から通学路の登下校時の防犯パトロールを行うなど地域の「こども見守り活動」に取り組んでいる。

 このニュースを見ていたのが、帯屋町筋一番街青年部会長の小林紀一郎さん。小林さんは商店街でお好み焼き店と若者に人気のブレイクダンスを教えるダンススタジオを営んでおり、街の子どもたちと接する機会も多く、

「大変良い活動だと思いました。普段から子どもたちには『何かあったらうちのお店に逃げ込んだらいいよ』と話していますが、商店街は以前のような、お店の上階に店主の家族が住んでいてどのお店も知り合いというのが少なくなってきています。子ども110番の家のステッカー表示で、子どもたちが安心して楽しめる街にできたらと思い、SNSを通じて連絡しました。」と、その時の様子を語る。

右)店舗に貼られたステッカーは一目でわかる。左)ステッカーを作成したミタニ建設工業代表取締役社長三谷剛平さん(右側)と小林さん(左側)

 話はすぐに進み、さっそく小林さんとミタニ建設工業の企画担当者は店舗を一店ずつ巡ってこの活動について説明を開始。すると協同組合帯屋町筋の全28店舗が是非にと参加を申し出たという。

 10月12日には、ステッカー表示を周知するためのセレモニーも帯屋町筋で開催され、地元のはりまや橋小学校の児童から商店街へ感謝状が贈られた。

「セレモニーには地元のメディアの方々をはじめ、子どもたちがたくさん参加してくれました。この街が子どもたちだけで来ても安全に過ごせれば保護者の方も安心してくれます。これからも子どもたち、お店の人、街の人たちと良い関係を築いていきたいですね」

と、小林さんは笑顔だ。

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