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祝・150年! 日常の場を工夫して、街を盛り上げよう!【京都府京都市・新京極商店街振興組合】

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浴室に写真がズラリ。湯船につかりながら多くの人が回想を楽しんだ

 京都有数の繁華街・新京極通りは、明治5年に京都府参事槇村正直によってつくられたという歴史を持ち、来年2022年に誕生150年を迎える。それを記念し、新京極商店街振興組合は「新京極商店街150年記念事業実行委員会」を結成、近隣住民や協力店らとともにさまざまな記念事業を企画し実施する予定だ。その最初のイベント「新京極今昔写真展」が、7月5日から24日まで、近隣の銭湯「玉の湯」で開催された。

 「新京極今昔写真展」は、同じ地点で撮影された昭和の写真と今の写真とを見比べて、新京極商店街とその周辺の歴史の変遷に思いを馳せ、これからの街づくりについても考えていくきっかけにしようという趣旨で行われたもの。開催期間中、会場の「玉の湯」には脱衣所や浴室に通りの今と昔の写真が飾られ、多くの利用客がゆったりと湯船につかりながら在りし日の商店街の情景を思い出し、ノスタルジーに浸っていた。

 実は、銭湯はこの地域の人々の日常になくてはならない存在である。この界隈の商店街は住居スペースを伴わない店舗が多いのが特徴で、店主たちは一日の仕事が終わると銭湯へ汗を流しに行くのが昔からの慣わしとなっているのだ。今でも「玉の湯」には新京極商店街をはじめとする地域の商店街の店主や従業員、時にはその家族たちが通い、湯に入りながら日々の疲れを癒し、常連同士の交流を楽しんでいる。

 150年記念事業実行委員会は、当初、コロナ禍で集客イベントができないこの現状で、どのように取組みを進めていったらよいのか大いに悩んだという。そして、自分たちの生活の場にイベントの要素を取り込んでみてはどうかという結論に至った。副実行委員長の西澤摩耶さんは、「『玉の湯』はご近所の人たちが普段から行くところ。こうした場所を工夫して、自分たち商店街の良さを伝えることができればと考えたんです」と話す。

脱衣所にも写真がズラリ。常連同士の会話も弾んだ

 記念事業は始まったばかりだ。統一看板の設置というハード面での取組みの他、ソフト面では、市内の精華大学と連携して街の歴史を学ぶセミナーの開催や、近隣の小学生に京のわらべ歌を歌ってもらい、それを収録して毎時30分に商店街で放送する企画などを実施していく。「新京極今昔写真展」も中京区役所での巡回展が決まった。コロナの状況に即して他のイベントの企画も行っていく構えだ。加えて5年後の2026年は、新京極商店街振興組合の設立50周年。その年に合わせて、商店街の今までの歴史を全てまとめた『新京極150年史』も発行する予定だという。「記念事業を次々と積極的に進めながら、地域住民の方々や他の商店街の皆さんと交流を深めていくことで、この街全体が、コロナに負けずに盛り上がっていけば」と、西澤さんは声を弾ませた。

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