新潟市中央区の本町商店街では、7月7日から、新潟市産の食材を使ったオリジナルサワードリンク「本町縁結びサワー」の提供を9つの飲食店で開始した。 商店街がコロナ禍で大きな影響を受ける中、明るい話題で街を元気づけようと奮闘している。
この取組みを進めるのは、「本町商店街にもっと人を呼び込みたい!」という思いから2020年に本町界隈の飲食店で立ち上げた「本町縁結びサワー実行委員会」。 昨年夏には、本町サワーのアイデアを公募。29件の応募から選ばれたレシピと商店街にある町のシンボル的な存在の「白竜大権現」が縁結びの神様であることに着目し、「白竜大権現」のヘビの像にちなみ、“ヘビに見立てたキュウリを日本酒の炭酸割に入れる”というユニークな共通テーマの「本町縁結びサワー」を開発し6店舗で提供。地元メディアに取り上げられる等、地域からも注目を集めた。
2年目となる今年は、「続くコロナ禍でも、力を合わせて明るい話題で本町を盛り上げよう」と、「結ぶ」を統一コンセプトに決定。「新潟市食文化創造都市推進プロジェクト支援事業」も活用し、「結ぶ」にちなんだものをサワーに入れること、関連するおつまみ、もしくはサワーに新潟市産の食材を使用することという共通のテーマのもと、新潟ならではの食材を使ったオリジナルサワーを9つの飲食店が考案した。
新潟市内の酒蔵の日本酒や梅酒、商店街で販売されている紫蘇ジュース、米焼酎などベースも様々、レモンの皮を“結んで”アクセントにするなど、各店舗がアイデアを練ったメニューはバラエティーに富んでいる。また今年は参加店共通の「本町縁結びサワー」のロゴ入りグラスも登場するという。
本町サワー実行委員会事務局の近藤希以子さんは、
「コロナの影響は続いていますが、こんなときだからこそ本町商店街ならではの“縁結び”の力でお客様も商店街も元気になれば嬉しいですね。10月以降には、『本町縁結びサワーセット』も提供するはしご酒イベントも予定していますので、各店のサワーを飲み比べながら新潟産の食材も楽しんでいただきたいです」 と笑顔で話す。
現在、9店舗をめぐる「本町縁結びサワースタンプラリー」(全店制覇者先着50名には新潟市の酒蔵のお酒詰め合わせ進呈)と、「本町縁結びサワー写真コンテスト」(インスタグラムに「#縁結びサワーコンテスト」をつけて投稿し入賞すると、新潟市の酒蔵のお酒詰め合わせを進呈)も実施中。応募は9月30日まで。