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「七夕」と「ひまわり」―地域をつなぐ商店会の夏【京都府長岡京市・セブン商店会】

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人気のイベントは、開始前のカウントダウンも

 京都府長岡京市の阪急長岡天神駅から北に続く、“7”の形をしたセブン通り。その通りを中心に周辺の69店舗から構成される商店街「セブン商店会」は、いま、夏の風物詩「七夕」と「ひまわり」の取組みで華やいだムードに包まれえている。カラフルな短冊がたなびく41本の笹と元気に黄色の花を咲かせる48個のひまわりの鉢が店の前にズラリと並び、道行く人々の目を楽しませている。

 長岡京は竹林が多く、「たけのこの里」として知られる地域。その特産の竹を使って地域住民との絆を深めようと、セブン商店会は2016年から近隣の保育園と連携し、園児のつくった飾りと短冊を吊るした笹を、七夕の時期(7月1日~11日)に通りに設置するイベント「セブンの七夕」を実施している。当初5つの保育園と始めたこの取組みは、いまや8つの保育園を巻き込み、500人もの園児の願いごとが飾られるように。また、加盟店にも短冊が置かれ、来街者も自由に参加することができる。今年は、「コロナが早く終わりますように」「家族みんなが健康で過ごせますように」といったコロナ禍の情勢を反映した願いごとが多く見られるという。

セブンドリ見つけたよ!

 回遊性を高めるため、商店会は3年前からこの七夕の笹飾りに同会のマスコット「セブンドリ」を描いた短冊を3枚紛れ込ませ、「セブンドリを捜せ!」という企画を始めた。来街者がセブンドリを3羽見つけて写メを撮り、その画像をSNS(インスタグラムもしくはフェイスブック)に投稿するか、または指定された店舗で画像を提示すれば懸賞に応募できるという仕組みで、景品は30を超える参加店から130~140個提供されている。この宝探しの要素が人気となり、「セブンの七夕」は地域住民が多く参加するイベントになった。短冊を読みながらセブンドリを捜す小学生のグループや親子連れの姿が、この時期、セブン通りの日常一コマとなっている。

 ところで、今年商店会が京都府の子育て事業に協力していたことから、京都府知事との座談会が期間中に開催された。それが縁となり、知事の短冊も3つ笹に吊されることになった。知事の願いごとのうちどれか一つを見つけた人には、特別プレゼントが当たるという企画も急遽行われ、「セブンの七夕」はさらなる盛り上がりをみせている。

泥だらけになりながら、ひまわりの苗を植えたワークショップ

 このイベントと並行し、いま、セブン通りでは加盟店の店先で育てられている48鉢のひまわりが次々と開花、辺りの雰囲気をさらに明るく華やかなものにしている。加えて、7月3日には、商店会と地域住民が結成した「長岡京セブンストリート・ラボ実行委員会」がワークショップを開催し、セブン通り沿いの保育所の跡地(公用地)にも50本のひまわりの苗が植えられた。このワークショップは、長岡京市で初の官民連携の空き地活用の企画でもある。折しも2日深夜から3日未明にかけて記録的な大雨に見舞われた同市では、ワークショップ開催時には雨は止んだものの地面は相当ぬかるんでいた。しかし、そんな状況にも関わらず60人もの地域住民が参加し、泥だらけになりながら苗植えを楽しんだ。「コロナ禍で休日でも家の中に籠っていることが多かったので、久々に家族一緒に屋外で土いじりができたことが嬉しかった」という声が上がっていた。

 セブン商店会の林定信会長は、「私たちはここ数年、地域の方々のご協力もいただきながら、“地域に愛され、人々とお店とがつながっていく商店会”を目指して活動を続けてきました。今後は、保育所の跡地も有効に活用して、この地域全体が、住民の互いの顔が見えるような温かい場所になれるように、コミュニティづくりのお手伝いをしていきたい」と語る。住民参加の防災イベントや週末のマルシェイベントなど、アイデアが次々とあふれ出しているようだ。

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