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はやぶさ2カプセル帰還をみんなで祝おう!商店街でPV開催 【神奈川県相模原市・にこにこ星ふちのべ商店会】

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    カプセル帰還を目前に盛り上がるPV会場の様子

 12月6日、探査機「はやぶさ2」のカプセルが地球に無事帰還し、久々の明るいニュースに日本中が沸いた。なかでもひときわ盛り上がっているのが、JAXA(宇宙科学研究所)の最寄り駅、JR淵野辺駅近くに位置するにこにこ星ふちのべ商店会だ。

 JAXA相模原キャンパスが開設された平成元年(1989年)から「銀河をかける街ふちのべ」をテーマに街づくりに取り組み、通りにも宇宙や銀河にちなんだ名前がつけられている同商店会。2010年の初代はやぶさ帰還を機に、各加盟店がはやぶさにちなんだユニークなメニューやグッズを開発し話題となり、メディアからも「宇宙に一番近い街」と呼ばれるようになった。

 JAXAとの交流も盛んで、商店街巡りとJAXA見学を合わせたツアーを実施したり、毎年夏には淵野辺に関わる多くの団体と「大野北銀河まつり」を開催。このコロナ禍においては、売上が減少した飲食店等を支援するため、国交省の道路占有のコロナ特例を神奈川県で初めて活用した「ふちのべ街中テラス」を実施するなどアクティブな活動を続けている。

 今回「はやぶさ2カプセル地球帰還」の時間に合わせて、同商店会ではパブリックビューイングを企画。「街中テラス」の会場にもなったJR淵野辺駅北口のオーロラデッキ下の屋外会場には、深夜1時過ぎのスタートにも関わらず、立ち見を含めて約150人が集まった。


「はやぶさが全国的に発信されることで、街も商店会も元気をもらいました。6年前にもパブリックビューイングで出発を見送ったこの場所でカプセル帰還をみんなで祈りながら見守りたかった」

 と語るのは、にこにこ星ふちのべ商店会会長の萩生田康治さん。
このイベントの共同主催の「 JAXA 宇宙科学研究所と夢を創る会」会長の茅明夫さんも、

「昨年の相模原キャンパス30周年ではJAXAから商店会に感謝状を頂き、ますます地域との連帯感は高まっています。はやぶさの聖地であるこの淵野辺で歴史的な瞬間を共有することができて嬉しい」と話す。

 さらにこの日は JAXA から惑星分光観測衛星「ひさき」プロジェクトマネージャー山﨑敦さんがゲストで登場。はやぶさ2に期待される地球生命の起源解明についての分かりやすい解説や、来場者からの質問に答えるコーナー等で会場は和やかムードに包まれた。

 その後、大気圏に突入し明るい流れ星のように進むカプセルのライブ動画が映し出された大型スクリーンを固唾をのんで見守り、 JAXA 相模原キャンパスの管制室からカプセル無事到着の一報が届くと、会場にはひときわ大きな拍手が沸き起こった。

   無事の到着を会場皆で見守った       商店会YouTubeチャンネルは楽しい動画が満載

「カプセルを分離した後、はやぶさ2は、すでに新たな小惑星探査に向け再出発しています。困難に負けずに前人未到のミッションに挑む姿に、我々もコロナに負けていられないと勇気づけられました」
と、萩生田さんは笑顔だ。

 今回の挑戦にあわせて商店会の10店舗では、はやぶさ2にちなんだメニューやグッズを新たに作成。当日のパブリックビューイングの模様は、にこにこ星ふちのべ商店会のYouTubeチャンネルでもダイジェストで見ることが出来る。

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