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苦境を逆手に 嵯峨嵐山の5商店街が「今こそ!おこしやす」 【京都府京都市・嵯峨商店街、嵐山商店街、嵐山十軒会、嵐山中之島会、嵐山西の会】

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インパクトあるポスター。商店街の対策についても言葉が添えられている

新型コロナウィルスの影響で海外からの観光客が激減している京都市の嵯峨野と嵐山の5つの商店街が、苦境を逆手に、国内の観光客をターゲットにしたキャンペーンを行っている。そのウィットの効いた誘客ポスターが、いま話題だ。

嵯峨嵐山は、インバウンド・ブームで外国人観光客が押し寄せる地域。かつては観光客が少なかった冬の季節でさえ、ここ数年は連日おおいに賑わっていた。しかし、今年は新型コロナウィルスのため春節休暇後半の1月27日に中国政府が団体客の渡航を禁止、その後国内外で感染が拡大したことが影響し、観光客が激減。商店街も大いに打撃を受ける。

 しかし、転んでもただでは起きないのが、商人の魂だ。嵯峨嵐山の5商店街(嵯峨商店街、嵐山商店街、嵐山十軒会、嵐山中之島会、嵐山西の会)で組織された嵯峨嵐山おもてなしビジョン推進協議会は、「スイてます嵐山 今こそ!おこしやす」と日本人観光客へ呼びかけるポスターを4種作製。商店街の店舗や、阪急や京阪沿線の駅などに貼り、PRを開始した。確かに、近年オーバーツーリズムが顕著に見られる同地域では、急増する外国人観光客による過度な人混みによって国内観光客の足が遠のく傾向にあった。そこで、閑散としているこの現況を逆に、“日本人のお客様にゆったりと観光を楽しんでいただける機会”と考えたのだ。

屋外の名所を載せることで安全をアピール

注目すべきは、そのポスターのインパクトある文面だ。例えば「嵐山モンキーパークいわたやま」の猿の写真を大きく載せたポスターには、「人間よりサルの方が多いとか、久しぶり。」というキャッチフレーズに、「商店街加盟店では手指消毒剤のおもてなし」という言葉が添えられている。竹林の路の写真には、「竹には殺菌、空気清浄効果があるんですって!」との説明が。その機知にとんだユーモアたっぷりのセンスが多くの人を魅了し、SNS上で大きな話題になっている。


「こんな時に不謹慎ではないかという迷いもありましたが、なにもしないで嘆いてるだけではいけない、前に進まなければ、と決断しました」と、ポスターPRの発起人で、嵐山商店街の副会長を務める石川恵介さんは語る。5つの商店街は気持ちをひとつにし、各店は手洗いやうがい、消毒などのウイルス対策を徹底。店主たちはひとりでも多くのお客様に喜んでもらえるようにと、いつも以上のおもてなしの心を持って対応している。「嵯峨嵐山には屋外に観光名所があり、安心して観光していただけます。ゆったりと時の流れるいま、きれいな景色をのんびりと味わいながら散策していただき、そして商店街にも足を運んでいただければ」と石川さん。嬉しいことに、週末の客足が戻ってきたという。第2弾のポスターももうすぐ発表される予定だ。



※大きく鮮明なポスターをご覧になりたい方は、こちらへ。

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嵯峨嵐山 おもてなし帖 

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