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おひなさまを見ながら地域を知ろう!【千葉県市川市・真間銀座会】

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千葉県市川市の真間銀座会(真間銀座商店街)は、2 月 16 日から 3 月 4 日まで「真間銀座会おひなさま回遊スタンプラリー」を開催している。市川文化振興財団、市川市観光協会、市川案内人の会、千葉商科大学人間社会学部、市川駅南口図書館の協力のもと、今回が初めての試みである。

このイベントは、JR 市川駅から 6km程の距離を歩き、おひなさまが展示されている14 の公共施設や真間銀座会の店舗を訪れ、それぞれの飾りを鑑賞しながら スタンプを 10 個集めれば、ゴールの施設でプレゼントを受け取れる、というもの。プレゼントは絵葉書で、同市在住の画家・百田稔氏が描いた商店街の風景がプリントされている。地域住民に、市川駅から徒歩圏内の図書館やギャラリー、記念館などの施設、そして商店街を知ってもらい、今後気軽に利用してもらうことが狙いだ。歩く距離は少々長いが、期間中であれば何日かけてもゴールが可能なので、お年寄りや子どもでも気軽に参加できる。

市川市のひなまつりの回遊イベントというと、近隣の JR 中山駅付近の寺院や商店 70 箇所にひな飾りが展示される「中山のひなまつり」が有名であるが、そのイベントの実践者からアドバイスを得て、市川真間流にアレンジした。 規模は小さいものの、「商店街を歩いてお店の中に是非入って欲しい」という気持ちをこめたイベントである。真間銀座会は、ここ数年、周辺の商店街と協働で「まちゼミ」を実施したり、開いてみただけで親近感が持てるように店主たちの顔(ポートレート)を掲載した商店街マップを発行したりと、地域住民に商店街の店主の人となりを伝える 取組みを積極的に行ってきた。今回のスタンプラリーもその一環だ。

参加者からは「今まで何気なく通り過ぎていたところに、こんなお店やギャラリーがあったなんて。展示しているおひなさまの由来だけでなく、お店のオーナーのお嬢さんのお話とか、楽しくうかがいながら廻りました。街に興味が 湧きました」という声も。「地域の方々に商店街にいらしていただき、店主の方たちとの“ふれあい”を楽しんでいただく。そのきっかけづくりを意識して取組みを行っています。これからもお客さんが気軽に商店街に足を運べる仕掛けをどんどんつくって、たくさんの“ふれあい”を生みたいと思います」とイベントを企画運営している副会長の小林ちこさんは、声を弾ませた。

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