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「飲みましょ!焼きましょ!廻りましょ!」特製枡でオリジナル日本酒飲み歩きイベント 【長野県松本市・中町商店街振興組合】

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松本市の中町商店街振興組合で 4 月 14 日(土)、3 週間にわたり開催された飲み歩きイベント「なかまち桝手形」が最終日を迎えた。商店街で手がけた純米酒「中甼(なかまち)」を広くPRしようと企画された初めての試みで、14 の参加店自慢の料理とヒノキ香る特製枡で味わう「中甼」とのペアリングをラリー形式で楽しめる。地元民の みならず観光客からも期間中を通し好評を博し、200 個用意した特製枡は完売で幕を閉じた。

「なかまち枡手形」参加者は一店舗目で木曽ヒノキの特製枡(1000 円)を購入し、料理を一品注文するとオリジ ナル日本酒「中甼」を枡一杯分無料で味わえるというシステムで各参加店を廻る。会計時に店の焼き印を枡に押 してもらい、参加店全 14 店舗の焼き印を集めると先着 30 名に特製「中甼」ワンカップ(非売品)が進呈される。 いわば、枡を通行手形に見立て焼き印を集めていく、スタンプラリー形式の飲み歩きイベントだ。

オリジナル日本酒「中甼」はかつての造り酒屋を改装した観光施設「中町・蔵シック館」の敷地に湧く北アルプ ス山系の湧水と、商店街が栽培に携わった県内産の酒米「美山錦」を使用し、城下町の蔵元「善哉酒造」が仕込 んだ商店街発の地酒。地元販売店と飲食店でしか提供されていない希少な日本酒で、中町の名物にして誘客の起爆剤にしようと同商店街は力を入れている。今年はすっきりとした辛口に仕上がったという。

参加店舗のジャンルが多岐に渡っているので、各店の料理と雰囲気を味わいながら、気に入った店ではじっくり腰をすえて飲むことができるよう、3 週間と期間を長く設定した。なんと 2 周目のツワモノもいると言うから驚きだ。また、観光客からはヒノキの特製枡がお土産になると好評だった。松本城から程近い同商店街には外国か らの観光客も多く訪れるため、ポスターやチラシを英語でも表記。反響は上々で、一度で 4 つの焼き印を集めたイタリア人カップルもいたという。

最終日の 4 月 14 日には松本市主催の「さくらノーカーデー」イベントにあわせ、津軽三味線とジャズの生演奏や ミニ物産展などが開催された。信州サーモンと「中甼」の酒粕で作った「奇跡の粕汁」販売では、脂の乗ったサ ーモンが絶品と大好評だった。

「“全店制覇は出来なくても楽しい!”“いいお店がたくさんありますね、今度は枡なしで来ます!”“次回の開催を待っています!”と、嬉しいお言葉を沢山頂きました。多くの人に中町を知ってもらえるきっかけになったのではないでしょうか」と実行委員(飲食班班長)の土田考康さんは顔をほころばせ語った。次回の開催が待ち遠しい。

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