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無料の貸し傘、商店街の「めぐり傘」、お忘れ物の傘が大変身を遂げる 【秋田県秋田市・仲小路振興会】

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ワークショップの様子

商店街に再び足を運んでもらうきっかけ作りにと、JR秋田駅から徒歩3分に位置する仲小路振興会が、無料の貸し傘「めぐり傘」のサービスに取り組んでいる。

この「めぐり傘」は昨年からスタートしたもので、アーケードのない同振興会が、雨天時の来客減の状況を克服しようと始めたものだ。昨年は、仲小路振興会の文字と“エリアなかいち”(※)のキャラクターがプリントされたビニール傘600本を用意するも、数カ月で3分の2以上が戻らない結果となり返却率の悪さが課題となっていた。

ビニール傘以外に通常の布製の傘もあり(約500本)、これらには共通アイコン.QRコード付のタグをつけて「めぐり傘」の一員として配布予定

そこで、今年新たに秋田公立美術大の学生とタッグを組み「めぐり傘」をリニューアル。学生との話し合いでは、どうすれば返却率の向上を図れるかを検討した。「商店街共通のアイコンがあるといい」、「返却場所がすぐ分かるQRコードを付けよう」、「透明なビニールだと目立たないから飾り付けをしよう」など、学生たちから様々なアイデアが飛び出した。
今年追加する傘は、JR秋田支社から格安で購入した忘れ物の傘を再利用し、そのうちビニール傘300本に飾り付けを行う「めぐり傘変身ワークショップ」を11月24日に決行。

ワークショップは午前と午後の2回開き、親子ら20組39人が集まった。参加者は学生たちにデザインのアドバイス受けながら、シールを使って水玉模様にしたり、マジックで直接イラストを描くなど思い思いの傘を作成。これらの傘は12月上旬から貸し傘として提供する予定だ。
返却場所を示すQRコードは、学生らが考えた巡り傘のデザインとともに、秋田杉を使用したタグに焼き印で印字、シンプルなビニール傘が華やかな変身を遂げた。

忘れ物の傘がめぐり・めぐる・つなぐ一手になって欲しい 、と 境田さん

「昨年からスタートした取組みですが、きちんと返却されず、『お金の無駄だ』という否定的な意見も出ました。はじめ用意した300本がすぐなくなり、追加でもう300本用意するもそれもすぐなくなってしまって。でも、すぐなくなるってことはそれだけ必要とされているってことですよね。だったら続けよう!ということで、今年も傘を用意しました。」と同振興会で副会長を務める境田幸子さん。

学生がデザインしためぐり傘のアイコンには、「傘を私からあなたに巡り渡す」という意味が込められている。今年は学生や地域の人とともに作り上げた「めぐり傘」。この傘が様々な人の手を渡り、 商店街と地域の人々をつなぐ“縁”となってくれるようにと願いが込められている。

※…仲小路振興会の端に位置する、芸術・文化交流の拠点施設と広場のあるエリアの総称。

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