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商店街が劇場で、商店主がアーティスト!地域参加型アートイベント「横川商店街劇場」開催【広島県広島市横川商店街振興組合】

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横川駅北口の工事中の高架下エリアでは、白い工事壁を紙に見立て、横川に溢れる音を表したアートが描かれた

9月21日(土)から29日(日)まで、商店街を劇場に見立てた、地域参加型アートイベント「横川商店街劇場」が開催された。

横川商店街は、アートと関係の深い商店街である。商店街振興組合のビルには、街のシンボル的存在、「横川シネマ」が入っている。“レアな映画の愉しみを発掘する雑食性ミニシアター”を標榜するこの映画館は、1999年よりインディペンデント作品を中心に上映を行ってきた。2014年には商店街振興組合による改修が行われ、現在は、映像配信の他、ライブやアートイベント、ワークショップなども頻繁に開催されるようになっている。

また、同じビル内には、「横川創荘」というシェアアトリエもある。これは、かつて重さ500kgもの版画の機材を人から譲り受けた広島立大学芸術学部の卒業生がアトリエ探しに困っているという話を聞いた組合の理事たちが、「それならば」と商店街のビルの空き部屋を貸したことがきっかけでできたものである。

それから8年間、商店街は若いアーティストたちの創作の場となった。2014年の「横川シネマ」の改修のタイミングで、地域密着型のアートギャラリー「横川創苑」も新設され、商店街のアート施設は一層充実。アーティストたちの活動はますます盛んになっている。

商店街のお店の中に展示された作品を見て回るツアー

「横川商店街劇場」は、この「横川創荘」のメンバーが中心になって企画・実施するアートイベントだ。2013年に地域の新たな祭りとして始まったこのイベントは、アーティストたちが商店街の仲間となったことで実現し、今年で7年目を迎えた。アーティストによる様々な作品が商店街の店舗や施設に展示され、観客は商店街をギャラリーツアーのごとく巡る。

実は、商店街の店主たちもアーティストとして「横川今昔カルタ」を制作出展し、このイベントに参加している。「横川今昔カルタ」は、横川の思い出やエピソードをカルタの札にし、横川の個人郷土史をつくるという試みで、会期中にギャラリー「横川創苑」にて作品のオリジナルが展示されただけでなく、子どもたちが自由にかるた遊びができるようにと複製がつくられ会場にも置かれた。こうした展示に加え、地域住民参加のワークショップやチャリティーイベントも実施され、多角的に横川の文化が発信された。

「横川創苑」のマネージャーで横川商店街劇場2019事務局の平石ももさんは、「横川今昔カルタ」の制作を講師としてサポートした人物。「横川商店街の方々はとてもおおらかで若いアーティストに協力的。いつも皆さんに応援してもらっています。これからも美術に気軽に触れてもらい、お店の人や訪れる人にアートと街の両方を楽しんでもらいたい」と語っている。

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