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<イベント>新元号を皆で祝おう!「岡本まつり」開催【兵庫県神戸市・岡本商店街振興組合】

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新元号を祝し、兵庫県神戸市の岡本商店街振興組合は5月1日に「岡本まつり」を開催する。祝い酒に美味しい屋台料理、路上ライブで来街者とともに令和元年を楽しく迎えようという趣旨だ。

この日、岡本商店街のある東灘区では、新時代幕開けの行事として、だんじりが巡行する。同区は大阪府岸和田市などと並び称される「だんじりの街」。毎年5月に開催される「だんじり祭り」は300年以上の歴史を誇り、高さ約4メートル、重さ約4トンものだんじりが街中を巡る様子は風物詩となっている。昭和から平成へと元号が変わった時も同じように祝ったが、今回はその時の規模を上回るだんじり45台と曳(ひ)き手が約4千人集結するという。

1日の「岡本まつり」は、そのだんじりを見に集まる多くの人々と一緒に新しい年を祝おうと企画された。商店街は地元東灘の蔵の日本酒を取り揃え、11時から「振る舞い酒」で来街者をもてなす。また、カフェやレストランも屋台を出したり、自店で臨時営業をしたり特別メニューを提供したりと、祭りのムードを盛り上げる予定だ。

15時からは「石だたみボーイズ」の路上ライブイベントも。「石だたみボーイズ」は、普段は岡本商店街でシェフやパティシエ、歯科医などとして働き、振興組合の青年部としても活動する男性たちが、商店街を盛り上げようと3年前に結成したイケメンアイドルグループ。今回の路上ライブでは、この度完成した3枚目のシングル「プラムナード~梅がツナグ散歩道~」のお披露目も兼ねる。

この新曲の「梅」と「ツナグ」には大きな意味がある。実は、岡本はかつて豊臣秀吉も訪れたとされる梅の名所で、その梅を見に来る多くの客に梅の菓子や酒がふるまわれていた場所であった。しかし昭和13年の阪神大水害などの影響で今では地元産「重五郎梅(じゅうごろううめ)」も現存する木が国内でわずか5本に。その重五郎梅を何としても復活させたいと、商店街では現在接ぎ木の活動を行っている。商店街は、この取組みが地元の人の心と心をつなぎ、また、大水害や阪神淡路大震災など風化していく災害の記憶を次世代につないでいくものとして捉えており、新曲の中でもその想いが歌われている。

新元号「令和」は万葉集の梅花の歌にちなんだもの。岡本の梅への想いを載せた新曲のお披露目も、新元号を祝うイベントに花を添えるに違いない。「美味しいお酒と、美味しい食べ物を準備しています。たくさんの方々と幸せな気持ちで新しい時代を迎えることができれば。石だたみボーイズの歌にも是非耳を傾けてください」と、イベントの実行を担当する道法美子さん(岡本商店街振興組合事務長)はアピールする。

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