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3 組織が力を合わせ、幻想的な夏の夜を演出!「ぼんぼん廻り」開催【東京都品川区・戸越銀座商店街連合会】

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「ぼんぼん」は「お盆」が由来。(東京では 7 月に先祖供養をするのが一般的。)当日はこのイベントに先立 ち、15 時 30 分から阿波踊りの披露もある。

7 月 14 日(土)、東京都品川区の戸越銀座商店街にて、夏の夜の明かりのイベント「ぼんぼん廻り」が開催される。 主催は、戸越銀座商店街連合会。戸越銀座の夏の風物詩ともいわれるこのイベントは今年で 10 回目を迎えるが、 商店街を構成する 3 つの組合の合同イベントとしては初の開催だ。

戸越銀座商店街(連合会)は、東急池上線の戸越銀座駅を挟んだ東西 1.3km の通りに 400 件もの店舗が軒を連ね、 平日でも 1 万人以上の来客がある商店街。コロッケによる街おこしでも全国的に有名なこの商店街は、戸越銀座商栄会商店街(振)、戸越銀座商店街(振)、戸越銀座銀六商店街(振)の 3 つの振興組合で構成されている。しかしこの 3 組織は、かつては互いに競い合うばかりで、協働で取組みを行うことがほとんどなかったという。

状況に変化が見え始めたのは、約 20 年前のこと。当時の若手有志が、「これからの商店街は店同士、組合同士で客を取り合うようではだめ。協力体制を組んで、一緒に商店街の価値を上げていくような取組みを行わなければ」と組合の枠を超え、「とごしぎんざまつり」を企画。以来、それを毎年継続開催しながら、商店街のブランド開発事業などにも着手していった。時を同じくして、品川区が地域の電線類地中化事業を推進し、地域一体の街づくりの重要性は、より多くの店主たちに認識されるようになる。 2016 年、約 12 年間続いた電線類地中化が完成し、それまで組合ごとにバラバラだったアーチや街路灯、カラー舗装のデザインが統一され、街の景観に一体感が生まれた頃には、3 組織の連携体制もぐっと強いものになってい た。

「ぼんぼん廻り」は、街路灯や照明設備をできる限り消して灯篭の明かりを灯すことで、節電や地球環境について考えようというイベントだ。昨年までは戸越銀座商栄会商店街(振)が単独で、約 300 メートルの範囲に約 300 基 の灯篭を灯し実施していた。

それが、今年からは戸越銀座商店街連合会全体のイベントになる。7 月 14 日(土)19 時~20 時 50 分、街の明かりが消された全長 1.3km の通りの端から端まで、地域の小学校、保育園、町会、各神輿会の協力のもとにつくられた 1000 個もの手づくり灯篭が幻想的な美しい光を放つことになるだろう。

当日は、浴衣または甚平を着た先着 900 名に、戸越銀座商店街の商品券 500 円分がプレゼントされるという。3 箇所ある商品券進呈場所には、西日本豪雨被災地支援の義援金募金箱の設置も。

夏の夜に、ほのかな明かりに照らされて、粋な浴衣姿が戸越の街を闊歩する。

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