伏見の台所として名高い京都市伏見区の納屋町商店街で、同商店街のゆるキャラ「なやまっち」がパフェとなって登場した。
なやまっちは、2013 年に商店街活性化のために誕生したゆるキャラで、頭のマッチとおなかに書かれた「な」の文字が特徴。困り顔に寸胴短足の愛らしいシルエットで、地域住民の人気を集めている。商店街では、至る所になやまっちがデザインされており、タペストリーや自転車マナーを喚起する看板、さらにはアーケード内の BGMでもなやまっちソングが流れている。
今回のパフェは、同商店街で宿泊施設とカフェ&バーを併設する「GAFU HOSTEL&DINER」が作製。かねてから、な やまっちを使用した商品開発を考えていた店側と、なやまっちを使用した食べ物ができないかと模索していた商店街側との思惑が一致。今月 27 日(金)開催の夜市で食べ歩きできるものを目指し、商品開発に挑んだ。パフェづくりで一番苦労したのが、特徴的な頭の部分。アイスや氷だとすぐ溶けてしまうため試作を何度も繰り返し、コーンを逆さにして土台を作ることで、問題を解決。その周りをレモンチョコレートでコーティングし、胴体の紙コ ップ部分には、アイスクリームやシフォンケーキ、フルーツなどがぎっしり詰まっている。パフェは予定より早く完成し、7 月 9 日(月)から販売が開始された。
「商店街の至る所になやまっちが浸透しており、着々とブランド化できていると実感しています。近隣の住民なら知らない人はいないほどになり、街に一体感が生まれました。」と、同商店街振興組合理事長の小林満さん。商店街事務局では、なやまっちグッズの販売もしており、今月の夜市にあわせて新商品の手ぬぐいも販売する。
「なやまっちは、商店街を盛り上げるために地球外からやってきた熱い男。『頭のマッチを灯してみんなを元気にするっちよ~!!』と意気込むなやまっちと共に、これからも一丸となって商店街の活性化に取り組んでいきます」と小林さんは熱く語った。