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みんなの「こうなったらいいな」を実現!「金曜4時からマルシェ」開催中【長崎県諫早市・永昌東町商店街協同組合】

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新たなにぎわいが生まれている 「金曜4時からマルシェ」 。毎週金曜日は商店街に多くの笑顔があふれる

 長崎県諫早市の中心部にある諫早駅前商店街(お茶の間通り商店街)では、今年6月から毎週金曜日に「金曜4時からマルシェ」を開催している。

 人気のクレープやベーグル、地元の懐かしい味のミルクセーキ、名物の団子、串カツやコロッケなどに加えてアクセサリーや雑貨の販売など、毎回10店舗以上のお店が並ぶ。通りには椅子やテーブルも用意され、小さな子どもを連れたママが休憩しながら飲食を楽しんだり、放課後の高校生たちがお喋りしながら立ち寄る姿が見られるようになり、夕方の商店街に新たなにぎわいが生まれているという。

「以前は、大規模な交通規制をかけた夏祭りをやっていたのですが、時代やニーズの変化に合わせて、これからは日常のにぎわいづくりが重要だと考えたんです。」と話すのは、諫早駅前商店街協同組合理事長の宮﨑清彰さん。
 そこで商店街では2022年秋に「永昌東町(諫早駅前)商店街こうなったら良いなプロジェクト」を発足。国の「がんばろう商店街事業」も活用し、店主たちを中心に近隣の高校生や大学生、子育て中のママ、地域の有志を交えた井戸端会議(ワークショップ)を開催した。

 テーマは「どんな商店街だったら行きたいと思うか」。立場を超えた活発な意見交換は大いに盛り上がり、この井戸端会議は昨年12月9日から今年1月14日まで13回開催され、参加人数は129人に。また回答数900を超える大規模なアンケートも行った。(たくさんの意見は、楽しいイラストとともに商店街のホームページで公開されている)

「永昌東町(諫早駅前)商店街こうなったら良いなプロジェクト」では、地域みんなの思いを楽しげなイラストで可視化


 その中で「学校帰りに立ち寄って話ができる場所が欲しい」「パン屋さんがあったらいいな」「ベビーカーや子ども連れで立ち寄れるイベントがあったら」等の、学生や子育てママの声から生まれたのが、この「金曜4時からマルシェ」だ。  
 各店舗の店内や商店街の歩道に毎回十数店が出店。イートインスペースを設置したり、商店街事務所を含む2か所には休憩スペースを用意した。出店する店舗の紹介や、出店者の募集にはSNSを活用。SNSで話題のお店の出店も実現し、マルシェ自体も地元メディアにも取り上げられるなど注目を集め始めている。

「おかげさまでお客様も増えてきて、早々に完売するお店も出ています。また商店街の空き物件に問い合わせが来るなどマルシェ開催の効果も出てきました。」と宮﨑さんも笑顔だ。

 新しいスタイルの夏のお祭り「金曜4時からマルシェ」は9月末まで毎週開催される。9月23日は西九州新幹線開業1周年。マルシェに合わせてバルイベント(9月22日開催)も実施する予定だ。

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