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商店街まるごとテーマパーク!にんぎゃか福良んど2018【兵庫県南あわじ市・福良下町商店街】

  • イベント

    地域振興

    各種連携

    空店舗活用

    創業・事業承継

「にんぎゃか」とは、福良弁で「にぎやか」という意味。

鳴門海峡の渦潮で有名な兵庫県南あわじ市福良地区・福良下町商店街を舞台に、今月4日(日)に1日限定のテーマ—パーク「にんぎゃか福良んど」が開園した。

同地区は観光地として人気を集めているものの、少子高齢化で街の人口は減少、空き家も多く存在する。そこで、街ににぎわいを呼び戻そうと、南あわじ市商工会の若手が中心となりNPO法人淡路國プロジェクトの運営を開始し「にんぎゃか福良んど」を企画。2016年10月に第1弾が開催され、第3弾となる今回はエリアを拡張しさらに充実した内容で盛り上がりを見せた。

「にんぎゃか福良んど」は、歩行者天国となった商店街の通りを「アニマルエリア」、「アクアリウムエリア」、「アドベンチャーエリア」、「フードコートエリア」、「ショッピングエリア」の5つのエリアに分け、アトラクションブースを設置したもの。ひよこ200羽との触れ合いブースや、最大60人を収容できる巨大エアー遊具などの子ども向け以外にも、漁師町ならではの、豪華伊勢エビやサザエがゲットできるUFOキャッチャーならぬ「淡路の海キャッチャー」や、福良漁港で獲れる鯛やハマチ、アジなどがゲットできる釣堀コーナーなど、大人も楽しめるアトラクションが満載。さらに、ステージではバンドやパフォーマーによるライブや伝統芸能の淡路人形浄瑠璃をJ-POPに合わせて舞うショーが開催されるなど、まさに“にんぎゃか”な1日となった。

このイベントは創業体験も兼ねており、フードコートエリアやショッピングエリアなどでの出店者を募ったところ、島内外から約80名が手を挙げ、出店の模擬体験を味わった。

実は、今回は一つの重要なプロジェクトのお披露目の場でもあった。2016年から同NPOが神戸大生と協働で改修を進めてきた古民家が完成したのだ。
片井さん(NPO法人淡路國プロジェクト代表)は、「古民家の1階部分に飲食店を誘致する予定で、2階部分ではまちづくり会議を行ったり、商店街での創業希望者の相談窓口として稼働していけるようにと考えています。近くには道の駅があり年間15万人もの人が訪れていますが、現在の商店街には人が流れてきません。今後は、この古民家を拠点に商店街に店が増え、道の駅を訪れるお客さんが商店街にも足を運んでくれるようになればと期待しています。」と話す。
現に、新規出店の問い合わせが増え、効果はじわじわと現れつつある。

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