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コロナ禍に始まったイベントがパワーアップ!「盛岡大通パラダイス」開催へ【岩手県盛岡市・盛岡大通商店街協同組合・映画館通りまちづくり協議会・中央通振興会】

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「盛岡大通パラダイス2022」のチラシ。コンテンツが盛りだくさん。楽しい週末になるにちがいない

 10月29日(土)、30日(日)、岩手県盛岡市の中心市街地にて、盛岡大通商店街協同組合、映画館通り街づくり協議会、中央通振興会の3つの商店街組織が主催する、地元グルメを軸とした複合イベント「盛岡大通りパラダイス2022」が開催される。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2020年12月以降停止となっていた国の「がんばろう!商店街事業(旧Go To 商店街事業)」が今月再開されたことを受け、以前立てた企画の変更申請を経ての開催だ。

 「盛岡大通りパラダイス2022」は、盛岡大通商店街協同組合が2020年6月から開催しているイベント「お弁当パラダイス」の規模を拡大したもの。「お弁当パラダイス」は、同協同組合が、同年5月に18日間、組合所有の建物内に特設スペースを設け、各店舗の弁当の販売をサポートする取組みを行ったことが始まりだ。当初5、6軒だったこの取組みの参加店舗は、最終的には15軒までになり、期間中コミュニケーションの機会が増えた店主たちは、コロナ危機をともに乗り越えようと結束した。そのつながりを活かしたいとの思いから、歩行者天国でブースを出しお弁当を販売する「お弁当パラダイス」 が実施されるようになったのだ。以来、「お弁当パラダイス」は、春から秋(4月~10月)にかけて毎月1回日曜日の定番イベントとなる。コロナの感染拡大で中止の回もあったが、それでも、クラフト市やスポーツ、夏祭り、ビアフェスなどのテーマとも絡めて、2年半継続開催されてきた。

 今回の「盛岡大通りパラダイス2022」は、映画館通り街づくり協議会、中央通振興会とのコラボ開催だ。「このイベントを企画した2年前は、とにかく飲食店が危機的な状況で、街が一丸となって飲食店を元気づけなければと、映画館通りさん、中央通さんと一緒に大がかりなイベントをやろうということになったのです」と大通商店街協同組合の事務局長中村正樹さんは、コラボレーションの経緯を語る。しかし、2年後の今は状況が変わっている。飲食店の客足も大分戻り、旅行支援の施策の影響で街なかの人出も増えてきた。中村さんによると、状況の変化に合わせてイベントの意義も変わってきたという。「街の雰囲気も明るくなってきた今、イベントもいつまでもコロナの救済というところで立ち止まっているのではなく、さらなる街のにぎわいづくりをめざして、ギアチェンジしなければなりません。今回のイベントはその一回目のチャレンジ、と考えています」

 当日は、「秋の味覚祭り」「岩手三陸ラーメン祭り」「盛岡ビールフェスト」「こどもわんこそば大会」といったグルメの催しを中心に、コンサートやハロウィンイベントが行われる。特設会場に大型テントを張ってステージを組み、200人程収容できるフードコートも準備し、多くの人が楽しめるような設えにするそうだ。30日(日)には「お弁当パラダイス」も開催。今回も、飲食店(30店舗程参加)が腕によりをかけてつくった自慢のお弁当が販売される。

 「ひとりでも多くの方に、秋の味覚と商店街のにぎわいを楽しんでいただきたい」と中村さん。盛岡の中心市街地の商店街は、次のステージに向かって歩み始めた。

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