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<地域ブランド開発>窯熱くチーズとろけるピザイベント開催【茨城県牛久市商工会青年部】

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3月10日(日)茨城県の牛久市商工会青年部が主催する「第3回 USHIKU PIZZA FESTA(うしく ピザフェスタ)」が開催された。会場の牛久市近隣公園には、飲食店がブースを並べ自慢のピザを販売、1万人もの人々が市の内外から集まり、美味しいピザやワインを楽しんだ。

牛久市にはブロンズ立像として世界最大の「牛久大仏」(※注1)や明治時代に建てられた日本初の本格的ワイン醸造場「牛久シャトー」(※注2)といった観光名所があるものの、グルメの面で発信できるものが明確でない状況だった。そこで牛久市商工会青年部は8年前に「ピザとワインの街推進」を事業方針とし、オリジナルピザづくりに取り組んできた。試行錯誤を重ねた末、昨年の2018年3月、ついに牛久産の小麦を使った約8センチもの分厚い生地を特徴とした“ご当地ピザ”を完成させ、それをきっかけに「ピザの里」プロジェクトがスタート。同プロジェクトによって、現在、市内のベーカリー、カレー店、居酒屋、バーなどが、「生地の厚さ9センチ」「牛久産の具材を使う」という条件のもと、各店の特徴を活かしたオリジナルのピザを開発・販売することで、地域ブランド化によるまちおこしを行っている。

今回のピザフェスタは、その “ご当地グルメ”のピザを一堂に集めて、おいしく食べて楽しもう、というイベント。市内外の15店舗のオリジナルピザが並び、軽食などの地元グルメエリアも設置。地域出身のアーティストによる音楽パフォーマンス、市内の小学生によるダンスコンテスト、ピザづくり教室、利きワイン、的当てフリスビーなども行なわれ、小さな子ども連れの家族からお年寄りまで老若男女が、美味しいピザに舌鼓を打ちながら春の一日を楽しんだ。

「ピザフェスを通して、牛久と言えばワインとピザという認知度がうなぎ上りとなっています。青年部の士気も非常に高く、この勢いに乗って活動を加速・持続させ、地域に住む方々、そして地域にいらっしゃる方々に心から喜んでもらえるような取組みを継続していきたい」と、同青年部事務局の髙嶋基樹さんはこれからの抱負を語った。

(※注1)浄土真宗東本願寺派本山東本願寺によって造られたブロンズ大仏立像。全高120mあり、立像の高さは世界で4番目。ブロンズ立像としては世界最大。

(※注2)牛久シャトーは、電気ブランで有名な神谷傳兵衛氏が、1903(明治36)年に茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場。現在では当時の建物を活かした記念館を展開し、ワインの歴史などを紹介している。2007(平成19)年11月には経済産業省より「近代化産業遺産」に認定、2008(平成20)年6月には国の重要文化財に指定されている。

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