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備えあれば憂いなし 商店街で防災について学ぼう【東京都品川区・戸越銀座商店街連合会】

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クリーニングヤマムラ前のスポットで行われた消火器体験の様子。道行く人も興味深げに足をとめる

 7月23日(土)、東京都品川区の戸越銀座商店街にて、地域住民が楽しみながら防災について学べるイベント「まちなか防災訓練」が開催された。

 地元密着型の3つの商店街組織(戸越銀座商栄会商店街振興組合、戸越銀座商店街振興組合、戸越銀座銀六商店街振興組合)が24年前に連合会を結成し、商店街ブランドの開発や情報提供サービスの整備に努めてきた戸越銀座商店街。ここ数年はマスコミに頻繁に取り上げられるようになり、都市型観光スポットとして多くの人々が広域から訪れるようになった。しかしそんな変化があっても、この商店街は従来の“地域住民のための商店街”としての立ち位置を大切にしている。その想いは、コロナ禍にとりわけ深まったという。

 「コロナの感染者が出始めた2020年4月、私たち商店街は来街者が多く“密”になっていると、世間から強い非難を浴びました。連日、商店街に数十件のクレームが届き、理事たちは疲弊していました。そんな時、たくさんの地元のお客様から『負けるな!』『頑張れ!』と励ましの声をいただいたんです。それがどれだけ心強かったことか」。そう振り返るのは、戸越銀座商店街連合会・広報担当理事の亀井哲郎さん。この体験を経て、商店街は「地元で一層愛される商店街になるために、地元密着のサービスをさらに充実しよう」と考えるようになったという。これはイベント実施においても同様で、「イベントは、自分たち商店街の自己満足のために行うのではなく、地元のお客様にとって本当に必要なものを実施しなければ、と強く思うようになりました」と、亀井さんは話す。

 今回の「まちなか防災訓練」もこの考えに即し、火事や地震など災害が多い日本で、いざという時に地域住民が自分自身と大切な家族や友人を守れるよう防災について学ぶ機会を提供しよう、と地元の荏原消防署・荏原消防団の協力を得て実施。参加者は、1.3㎞の商店街にちりばめられた5ケ所のスポットで、本格的な器具や設備を使い消火器やAEDの使い方を確認したり、地震体験車で地震の揺れを体験した。また、紙芝居を見ながら防災について学ぶコーナーや、駒、ベーゴマ、皿回しなどの昔の遊びを体験するコーナーも設けられ、小さなこどもでも楽しく参加できるような工夫も。さらにはスタンプラリーも実施し、各スポットで防災について学ぶともらえるスタンプを5つ集めた参加者には、備蓄食などの防災グッズがプレゼントされた。

 戸越銀座商店街連合会主催の防災イベントは、パナソニックホームズ株式会社(東京支社)の協賛を得て、昨年11月から「防災街づくり」と銘打ちシリーズ化されており、今回が2回目。今後も継続的に実施する予定だ。「こうしたイベントの積み重ねが、街の安全・安心にもつながっていくものだと信じています」と、亀井さん。商店街は地域の生活を支える場として、企業や行政と連携し、地域の人々にとって有益な情報をこれからも積極的に発信し続ける。

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