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活性化事例

ユニークなアイデアでイベントを繰り出す。人を元気に街を元気に

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商店街名 納屋町商店街振興組合/京都府京都市

納屋町商店街振興組合理事長の小林さん(左)と商店街の人気のゆるキャラ、「なやまっち」(中央)と、商店街のみなさん

浴衣イベントでは写真スポットを設置。秋冬は衣替えして着物バージョンにするなど、さまざまな企画を計画している
川柳はWEBでも募集。北海道から九州まで254名・696句の応募があった。入選作品は商店街に展示

 人が集まるイベントができない。それなら、集めない工夫をすればいい」と、京都の納屋町商店街が8月に開催したのは、「ゆかたdeカランコロン」。開催期間を1ケ月と長めに設定することで、参加者が商店街に一挙に集まる状態になるのを避けた。

  浴衣を着て加盟店で買い物をするとスタンプが貯まり、特典として商店街の人気のゆるキャラ「なやまっち」のグッズがもらえるこの回遊イベントは、祭りや花火大会が中止となっても浴衣を楽しめる場ができた、と地域の人々に大いに喜ばれた。結果、開催期間は9月末まで延長に。

  商店街は同時期に、川柳コンテスト「コロナで一句」も実施。「このご時世、コロナで感じた喜怒哀楽を皆で共有して楽しんでしまおう」という前向きな姿勢が共感を呼び、全国から投稿が相次いだ。

マスクをした「なやまっち」を中心に、「ことわざ」と「感染防止マナー」を組み合わせて注意喚起を促すユニークな垂れ幕

「この状況下で何をすべきか、事務局も含め理事全員で頭をひねりました。積極的に意見交換したことで団結力も高まりました。何より、地域の皆さんが喜んで来てくださったのがうれしかった。街が明るく元気になりましたよ」と理事長の小林満さん。これからも多彩なアイデアで街を元気づけていく。

★この記事は、商店街活性化の情報誌「EGAO」の2020 Autumn(秋号)に掲載されています。
「EGAO」をご覧になりたい方はこちらへ。

商店街活性化の情報誌「EGAO」

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