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活性化事例

名物作りで生まれる商店街と地域の一体感

トライアル実行

地域資源

各種連携

事業名 トライアル実行支援事業
商店街名 協同組合 折尾商連/福岡県北九州市

北九州学術研究都市の入口でもあり、1日に約3万人の乗降客数を誇る折尾駅。現在進んでいる整備事業によって人口増加が見込まれる一方、長期に渡る工事により来街者が安心して滞在できない状況が続いており、商連は長年頭を悩ませてきた。そんな折尾で始まったのが、人々を繋ぐシンボルとしての名物スイーツ作りだ。

商連だけでなく、折尾愛真高校、北九州商工会議所、婦人会のメンバーなども参加する実行委員会が
試食会やモニタリング会を催す。当日は、多くの地域の人でにぎわいをみせた

商品完成で終わらせない名物づくりプロジェクト











「折尾を皆で盛り上げたいという想いが根底にあるので、スイーツの完成がゴールではありません。
第一弾の反省をいかした第二弾の制作へと自然に話は進みました」と、折尾商連事務局長の桑原正樹さんは振り返る。

協同組合折尾商連
事務局長
桑原正樹さん
支援パートナー
東 朋治さん

折尾に一体感を生もうと’11年に始まった名物スイーツ「おりをろまん」作り。第一弾では製菓コースのある地元の折尾愛真高校に製造を依頼。好評だったが、生徒が放課後に作るため品薄になり販売店を増やせないことが問題だった。

そして、’16年度のトライアル実行支援事業に申し込み、支援パートナーに東朋治さんを迎えて第二弾の開発に着手した。

まずは商連、北九州商工会議所、自治会などで組織する「We Love 折尾スイーツプロジェクト実行委員会」を発足。地域に親しまれ手土産にもなる新名物をめざし、愛真高校に6種の試作品制作を依頼。それを2種に絞り込んだ。
「候補を絞った段階で、試食会とモニタリングの実施を提案しました。一体感を生むには、名物が完成するまでの過程を地元住民と共有することが大切です」と東さんは語る。

試食会とモニタリング調査は2回ずつ、人が集まる大通りや地元食品スーパーで行った。試食会では合計437件のアンケート回収に成功。集計結果をもとに製造するお菓子を決定した。さらに地元4高校にロゴとパッケージのデザインを依頼。モニタリング調査を経て、ネーミング、ロゴ、パッケージなどを決定。一方で地元の専門店に製造協力を依頼しプロの視点も取り入れるとともに、課題だった製造数の安定化を図った。「商連事務局がしっかり機能しているからこそ多くの人を巻き込めたのだと思います」と東さんは言う。

協同組合折尾商連
理事長
杣(そま) 浩司さん

「第二弾が完成したら販売店を増やし、さらに第三弾、四弾と続けることが目標です」。そう意気込む折尾商連理事長の杣そま浩司さん。ともに作り、同じのぼりを掲げて同じ商品を販売するようになれば、街に一体感が生まれる。「おりをろまん」は、街のシンボルになるだろう。

【COLUMN】花やベンチで来街者を「おもてなし」

プランター作りには地元の大学生も参加

北九州市は国家戦略特区に指定されており、商店街のエントランスでもある学園大通りにベンチやプランターの設置準備を進めている。
「ちょっと休憩する場所がある、のんびりできる街にしたいですね」と桑原さん。

関連リンク

この支援事業について詳しくは  トライアル実行支援事業

★この記事は、商店街活性化の情報誌「EGAO」の2017 Spring(春号)に掲載されています。
「EGAO」をご覧になりたい方はこちらへ。

商店街活性化の情報誌「EGAO」

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