事業名 | 繁盛店づくり支援事業 |
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商店街名 | 小川町商店会・新町商店会/青森県むつ市 |
平成30年度実施の「繁盛店づくり支援事業(実践コース)」の事例を紹介。「まちゼミ」に参加した個店が「繁盛店づくり」にも目覚めた。異業種間で連携しながら、お客様の目線に立った店舗改善を進める。
本州最北の駅、JR下北駅から車で約10分ほどの距離にある小川町商店会と新町商店会。 2016 年に始まったまちゼミを機に、商店街の垣根を越えた結束が強まり、お客様目線でのより具体的な店舗改善への気運が高まって、「繁盛店づくり支援事業実践コース」にのぞんだ。発起人は「むつまちゼミの会」副会長でもある「特選呉服専門店 後藤」の店主、後藤憲和さん。2 店舗が賛同し、2018 年 9、10、12 、2019年1月と4回にわたる研修がスタートした。
「みなさんの行動力には驚かされました」と語るのは、全国各地で研修を担当する講師の竹林晋さんだ。なかでも「ライフステージからたち」の向井あぐりさんの行動力は抜きん出ており、第 1 回の研修からわずか2か月でレンタルボックス事業を開始。それに刺激を受けた他の2 店舗も着物レンタルやオリジナル和小物、女子会メニューやデザート開発に乗り出し、次々と改善をカタチにしていった。「異業種間で連携する大切さを教えてもらった研修でした」と 語るのは「和風ダイニング みつのや。」の店主、大平博信さんと愛さんだ。向井さんの協力でオリジナルののれんを作成し、後藤さんも向井さんの助言から新たに正絹古布和柄マフラーと 和柄履物キーパーを開発した。
研修の最終日には成果報告会を開催。各店舗の改善点と今後の課題を発表し合い互いに成果を共有した。「この研修をきっかけに繁盛店となり、地域のリーダーとして成長していってほしい」という竹林さんの言葉を受けるように、最後は地域を巻き込んだイベントの構想も飛び出すなど研修は盛り上がりをみせた。
この支援事業について詳しくは 繁盛店づくり支援事業
★この記事は、商店街活性化の情報誌「EGAO」の2019 Spring(春号)に掲載されています。
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