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<地域資源活用>店主たちの勉強会から生まれた新名物「サラダそば」がもたらす新気運【鹿沼市中心市街地/鹿沼商工会議所(栃木県鹿沼市)】 イベント 地域資源 地域振興 各種連携 情報発信

2018年10月15日 (月曜日) 17:00

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黒地をベースにして各店の「サラダそばの」色鮮やかさが引き立つガイドブック

栃木県鹿沼市の中心市街地で開発された地元グルメ「鹿沼サラダそば」が脚光を浴びている。今月に入ってNHKの首都圏番組で紹介されたり、県主催の「のってる、とちぎ。on the Tochigiコンテスト」(栃木発の食ブームにつながる提案型の商品開発を目指して実施したコンテスト)で優秀賞に選ばれたりと、最近何かと話題の的だ。

鹿沼市は関東有数のそばの産地。また、ニラも特産物であることから、鹿沼グルメの王道として「ニラそば」が全国でその名を馳せている。しかしそんななか、平成26年に鹿沼商工会議所によって開催された、地元野菜を使ったドレッシング開発の勉強会がきっかけとなり、地元産の美味しい野菜とそばとを組み合わせてドレッシングで食べてみてはどうかという、「鹿沼サラダそば」の構想が生まれた。27年、会議所のメンバーや商店街のそば店主らが中心となって「そばに合うドレッシング」の開発に乗り出し、試食会を重ねる中で店独自のサラダそばメニューが生まれ、翌28年からはニラそばに次ぐ鹿沼の名物として売り出す運びとなった。 

「鹿沼サラダそば」は、カラフルでヘルシー。特に暑い夏に食欲をそそる。今年は市内の14店舗が、各自で研究を重ねたオリジナル・ドレッシングに、彩り鮮やかな地元野菜をふんだんに使い、付け合せや器にも趣向を凝らして新名物を提供した。例えば、みっちゃん蕎麦(まろにえ21商店街)の「鬼おろしサラダそば」は、ナスをはじめとする夏野菜と鶏天のボリューミーなトッピングに、自家製梅干しと鬼おろしダイコンに絡んだ梅ドレッシングのサッパリ味で、「夏を元気に!」がコンセプト。蕎花(鹿沼インター地区)の「小海老天サラダそば」は、レタス、トマト、ブロッコリーなどをたっぷり盛り付け、その上に海老天や海苔などをのせ、洋食修業の経験がある店主オリジナルのフレンチ・マヨネーズドレッシングとそばつゆを絡めた、酸味と甘みが絶妙な一品だ。ほかにも、「ふわふわかき氷サラダそば」(月見亭・まろにえ21商店街)といった、ユニークなアイデアのサラダそばも登場。サラダというと女性的なイメージだが、量感があり、さっぱりと食べられるメニューは、男性客にも大人気だそうだ。

商工会議所は、この店主たちの新たな挑戦をバックアップ。各店を紹介するガイドブックを4月に発行し、駅や商店街など各所で配布した。ガイドブックはスタンプラリーの台紙も兼ねており、9月末までにスタンプを3つ集めた200名(先着)に、そば茶がプレゼントされた。

鹿沼市の中心市街地では、ここ数年、商店街の店主たちが商工会と連携してまちゼミや商人塾を開催したり、地域の商店街全体の今後のビジョンやプランづくりを行ったりと、店主主体の活性化への取組みが進んでいる。鹿沼商工会議所の水越啓悟さんは、サラダそば開発への動きが、今の活性化の動きへと発展していると感じる。「一人で商品開発をするのではなく、志を同じくする者が集まって知恵を出し合い、お互いが刺激し合いながら、いいものをつくり上げていったという成功体験が一つの糧になり、今の活性化の取組みにもつながっているのだと感じています。このサラダそばの取組みも含め、これから鹿沼全体でどんなことができるようになるのか…楽しみです!」と語っている。

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