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創業100年超の老舗看板が、街の魅力を伝える【本町3・4・5丁目商店街振興組合連合会】 イベント 地域資源 地域振興 各種連携 情報発信

2018年08月28日 (火曜日) 11:30

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「スイングシューズおおしま」の絵看板。当時の下駄屋の面影を感じる。

創業100年以上の老舗店にスポットを当て街の回遊を高めようと、新潟県上越市の本町3・4・5丁目商店街振興組合連合会が「高田本町百年商店街プロジェクト」に取り組んでいる。プロジェクトの第1弾として、老舗が多く建ち並ぶ本町3丁目商店街を舞台に、創業当時の売り物や商売を模した絵看板を設置。江戸時代を彷彿とさせるユニークなデザインで来街者の注目を集めている。

看板は今年の4月から徐々に設置され、「蓮まつりイベント」として今月開催された「絵看板めぐりと食べ歩き」で、全店分13枚がお目見えした。創業250年の「スイングシューズおおしま」では、おたふくの型に鼻緒を付けた下駄のデザイン、創業350年の「いわしや薬局」では、創業時の旅籠を思わせる道中合羽に三度笠、粟飴の文字が書かれた壺の絵は和菓子屋「大杉屋惣兵衛」で、なんと創業426年の歴史を持つ。

同連合会は高田城(現在は復元されたもの)の城下町に位置し、周辺では毎年季節ごとに様々なイベントが開催されている。特に4月の桜まつりには130万人もの人が押し寄せるものの、その人波は肝心の商店街には流れてこない。そこで、観光客を街に巡らせようと、本町にある創業100年以上の老舗の店々に着目した。現役営業中の映画館の中で日本最古級とされる百年映画館「高田世界館」や、百年料亭ネットワーク(※)を持つ「料亭宇喜世」と連動し、街の回遊・集客アップを図ろうと取り組んだのが、この「高田本町百年商店街プロジェクト」だ。

「本町には歴史ある古い店が数多くありますが、近代化した街に埋もれその存在を知らない人が多いです。点在するこれらの店を私たち商店街が“まちに残る史跡”としてつなぎ、街の魅力を多くの方に発信していけたらと思い、このプロジェクトを立ち上げました。江戸時代の看板は、字の読めない庶民のため、店の業態がわかりやすいデザインで作られています。それを参考に、店の商品などをモチーフにユニークなデザインに仕上げました。」とプロジェクト世話人の宮越紀祢子さん。

プロジェクトの第2弾はまだ構想の段階だが、絵看板の増設を視野に入れ、絵看板を絡めたイベントで街の回遊性向上につなげていく考えだ。


(※)百年料亭ネットワーク…建物及び周辺施設等が百年以上の歴史を持ち、更に今も営業を行っている料亭同士が組んだネットワーク。

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