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水辺の商店街「なわて通り」がカエルで溢れる! 【長野県松本市ナワテ通り商業協同組合、縄手商業会】 イベント 地域資源 販売促進 コミュニティ

2017年06月20日 (火曜日) 10:00

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「お菓子をくれなきゃいたずらするケロ~!」の合言葉とともに参加店舗を廻ってお菓子をもらう子どもたち(「ケロウィン」実施中)

松本城の近くを流れる女鳥羽川。その川沿いの300メートル程の細道を挟んで、約40軒の店舗が江戸時代の長屋風に並ぶ「なわて通り商店街」(長野県松本市ナワテ通り商業協同組合、縄手商業会)では、6月17日(土)、18日(日)に「第16回松本かえるまつり」が開催され、カエルづくしの週末となった。

明治12年に建立された四柱神社の参道として発展したなわて通りは、かつて祭事の度に露店が並び活気があふれていたことに加え、その傍を流れる女鳥羽川のほとりで「カジカガエル」が美しい鳴き声を奏で、道行く人を楽しませる風情のある通りだった。しかし、いつの頃からか川が汚れてカエルはいなくなり、通りは活気を失っていく。昭和46年にナワテ通り商業組合が設立し、女鳥羽川を綺麗にして再びカジカガエルが棲めるようにすることで商店街に活気を取り戻そうと組合員たちが決意。翌年には通りにカエルをご神体とした「カエル大明神」を祀った。

平成13年、なわて通りは再開発を経て現在の長屋風の街並みに生まれ変わる。それと同時に、商店街、市民、地元の大学(信州大、松本大)の学生が連携して「なわて通りで遊ぼうよ!プロジェクト」が立ち上がった。プロジェクトの発起人・山本桂子さん(たい焼き店「ふるさと」経営)は、再開発直後に開かれた華やかなオープニングセレモニーを見た時に、「これが商店街のピークになるかもしれない。日々努力しなければ、商店街はまた廃れてしまう」と危機感を募らせたそうだ。そして、「商店街の力だけではできないことも、なわて通りを通るすべての人(市民)と協力して行動すれば、何かできるのではないか」と考た。こうして地域を巻き込んだプロジェクトは始動することとなる。

このプロジェクトから「かえるまつり」も生まれた。カエルを掘り起こすことで先人の想いを今に蘇らせようと、平成14年に第1回が開催されたこの祭りは、今年で16年目を迎え、県内だけではなく、全国からカエル愛好家が訪れるイベントに成長している。

「第16回松本かえるまつり」の当日、通りはカエルのグッズで溢れていた。カエルをモチーフした雑貨などをつくる作家たちが全国から集まり屋台を並べる「かえる市場」が開催されている一方で、商店街の各店舗もまるで競い合うかのようにカエル関連の商品を店先に展示。そのカエルで彩られた通りで、「カエル大明神神事」、「青空カエル文化講座」、「ケロウィン」(子どもたちがカエルの仮装をして商店街のお店を巡りお菓子をもらうイベント)といった催しが次々と行われていった。

この祭りの運営で重要な役割を担うのは、地元の大学生たちだ。「ケロウィン」などの催しを実行する他、通りの装飾やワークショップなどの企画・運営、受付など多くの役割をこなす。卒業後も有志OBとして遠方より駆けつけ、祭りをバックアップする者もいるそうだ。

なわて通り商店街は、「かえるまつり」の他にも、「水辺のマルシェ」など、水辺をコンセプトに魅力的なイベントを行っている。地域住民や大学生を巻き込みながら、風情と活気にあふれる通りをめざし、確実に歩を進めている。

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