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“外国人の視点”随所に盛り込んだ観光地図作製【沖縄県那覇市国際通り商店街】 販売促進

2017年03月10日 (金曜日) 10:00

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沖縄県那覇市の国際通り商店街振興組合連合会が作った多言語観光マップ

 “外国人観光客の目線”で商店街をご案内——。那覇市国際通り商店街振興組合連合会(沖縄県那覇市牧志)はこのほど、増加する外国人観光客に対応するため、英語、中国語(繁体語・簡体語)、韓国語の国際通りマップを作製した。観光客向けの多言語地図は珍しくないが、このマップは、クルーズ船による来街者を街までスムーズに案内できるよう表示方法を工夫したり、通りの名前などが分からなくても行き先を尋ねられるよう通りを色で区分したりするなど、随所に創意工夫を凝らしているのが特徴だ。

 同連合会の事務局長、砂川正信さんによると、国際通りの案内マップは、一般社団法人那覇市観光協会が発行している日本語の「NAHA NAVI」(B4判、16ページ)しかなく、とりわけ、クルーズ船ターミナルからの来街者に不便を与え、「多言語地図を作り、ショッピングツーリズムを促し、国際通りの活性化につなげていくべき」との意見が高まっていた。

 作製に当たっては、連合会の4つの組合ごとに製作メンバーを募り、テーマ別にワーキングチームを結成。昨年6月からチームごとに作業を進め、今年の1月下旬に完成させた。マップは「英語と韓国語」を併記したものと「繁体語と簡体語」を併記したものの2種類(ともに縦約21センチ、横約10センチの折り畳み式)。

 最大の工夫は、観光名所の首里城など陸の部分を中心にしたものが多い従来の地図とは異なり、海側をマップの下部に据え、ターミナルから商店街(地図の中央付近)までの道順が一目で分かるようにした点。さらに、国際通りを「蔡温橋」「大通り」「中央通り」「県庁前」の4エリアに色分け、行き先の通り名や建物の名前などが分からなくても、色の部分を指し示すだけで、道を聞けるようにした。

 このほかにも宿泊先のホテルからの来街者のために、周辺のホテルは全て網羅し、見やすさを優先させて、店舗表示は最小限に抑え、裏面に連合会加盟の約270店の店舗名と業種を多言語で表記した。

 砂川さんは「利用者からは『国際通り全体が自国の言語で分かり、見やすい』といった評価を得ている。また、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)も高い評価を示し、OCVBの海外4支部(韓国、台湾、シンガポール、タイ)に郵送してもらうなど、反響は大きい。組合としてはこれまでも免税店の拡充や免税処理の簡素化(パスポートリーダーの導入)などを進めてきたが、今後は各店員へ接客マナーなどの教育を行っていくことが課題だ」と話している。

 地図は2種類合わせて約22万部印刷し、OCVBや県内各地の観光協会などの観光関係団体、沖縄都市モノレール「ゆいレール」の各駅、レンタカー会社、連合会加盟の全店舗などに無料で配布した。

(C)時事通信社

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