facebook page

全国各地の商店街のニュースをお届けします! 商店街ニュース

商店街で“前衛芸術”、未来のまちの在り方模索【神奈川県川崎市川崎銀柳街商業協同組合】 イベント

2017年03月09日 (木曜日) 10:00

印刷 メール

体験型商店街インスタレーション「BOX to the future」のチラシ(川崎市役所まちづくり局総務部企画課の沖山浩二さん提供)

 商店街に、未来を感じる“インスタレーション(芸術的空間)”を創り出し、未来への一歩を踏み出すきっかけに——。神奈川県の川崎市役所まちづくり局(担当は総務部企画課)は3月12日(午前11時から午後7時まで、雨天決行)、JR川崎駅東口から徒歩5分に位置する商店街「銀柳街」(同市川崎区駅前本町)で、新進気鋭のアーティストたちのパフォーマンスによる体験型商店街インスタレーション「BOX to the future」のイベントを行う。「かつては繁栄していた銀柳街」と「未来志向の前衛的芸術家集団」とのコラボで、商店街の新たな可能性を探るのが狙いだ。

 銀柳街は昭和40年代に最盛期を迎え、街はにぎわったものの、その後巨大なショッピングモールの進出やフランチャイズ店の林立で、販売の伸び悩みなどに直面している。こうした状況を踏まえて、「思考が停止してしまった商店街が生まれ変わる起爆剤に」と、今回のイベントを初めて企画した。

 当日は、商店街に1日限定でBOX(約3×3×3メートルを計5個)を置き、それぞれの場所で、“未来”を演出してもらう。出演者は、「NEW アパレル」の分野で活躍している「ハジメファンタジー」、「NEW サウンドスケープ(音の風景)」を中心に活動を続ける「KAZUHIRO ABO」、DJとして活動する「Satoshi Miya」など。ハジメファンタジーは銀柳街でしか買えないオリジナルアパレルを、KAZUHIROは商店街にコミュニケーションを生み出す新しい“音の流れ”を、Satoshiは従来の商店街型コミュニケーションではない、ダンスなどの体験を通じた新しい商店街コミュニケーションを、それぞれ提案する予定。

 また、まちづくり局は当日参加者にアンケート調査を実施。「楽しい時間を過ごせたか、地域の課題をどう思っているのか、などを知り、具体的かつ継続的なまちづくりを模索する上での参考にする」(企画課の沖山浩二さん)とのこと。

 イベントに協力する川崎銀柳街商業協同組合事務局の担当者は、「市の取り組みは、道路などの公共空間の有効利用の可能性を探る社会的実証実験の意味合いもある、と聞いている。銀柳街の課題である『商品のはみ出し陳列やさまざまな置き看板が目立つこと』を解決する方策、さらには、我々組合自身が将来的に商店街の空間を利用してくためのアイデアが、今回のイベントから得られれば」と期待を込めて語った。

(C)時事通信社

商店街ニュースの一覧へ