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大学キャンパスさながらの「ゼミ」を商店街で開講【大阪府守口市京阪東通商店街】 各種連携

2017年02月09日 (木曜日) 17:00

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前回の「なりきり大学」の様子(2016年10月10日、大阪府門真市内の大型商業施設)(大阪国際大学グローバルビジネス学部の玄野博行准教授提供)

 大学キャンパスさながらの「ゼミ(演習)」を、“入試なし”“授業料ただ”で、商店街で体験しませんか。受講生には「卒業証書」も差し上げます——。こんなうたい文句で、私立大阪国際大学グローバルビジネス学部(大阪府守口市)の玄野博行准教授のグループが2月14日に、京阪東通商店街(同市の京阪本線・土居駅下車徒歩3分)の「ギャザtoドイホール」(2階・3階)で、「大阪国際大学 土居キャンパス~なりきり大学一年生~」というユニークな“出前大学”を開校する。講師たちと肌が触れ合うほどの距離でゼミの醍醐味を味わうことで、「大学で学ぶことの面白さを伝え、まちの活性化の一助にしてもらう」(玄野さん)のが狙いだ。

 この出前大学は、「これまで大学で勉強する機会がなかった方」「もう一度キャンパスライフを楽しんでみたい方」「これから大学生になる方」など、世代を問わずに、地域のいろいろな人にキャンパスライフを体験してもらいたいという発想で、玄野さんたちの学内プロジェクトチーム「愛とユーモアの地域活性化実行委員会」が企画した。従来の大教室で講師の話を聴く公開講座の形式ではなく、少人数の“双方向性”のある演習形式にすることで、教員・大学生・一般の参加者の間の交流を深め、受け身ではないアクティブラーニングが体験できるよう授業内容を工夫。昨年10月10日に、京阪本線古川橋駅近くの大型商業施設(大阪府門真市)で1回目の「なりきり大学」を開いた。この時は、玄野さんなど3人の教員が講師役となり、大学生10人と、子どもから大人まで延べ50人の地元住民が授業を受けた。最初は尻込みする人もいたが、授業が進むにつれて議論が活発化する場面も増え、受講生からは「初めは不安でしたが、先生方の指導により面白さの中で物事の見方をしっかりと教えてもらいました」といった感想も聴かれたという。

 2月14日も、前回とほぼ同様のタイムテーブルで、「入学宣誓式」を行った後、1時限目は言葉や絵で伝え合う「コミュニケーション演習」、昼休み(談笑タイム)に続いて2時限目は最近買った(買ってしまった)こだわりの商品をリポートする「マーケティング論」、3時限目は写真を読み解き被写体の関係を推理してリポートする「社会調査論」を予定。特別演習として、新聞や雑誌などを切り貼りして「自分的ニュース」の新聞・雑誌を作る「現代社会論」(随時開催)を開講するほか、学生による土居地区商店街のフィールドワークの成果を報告する特別展示もある。来場者は「一日学生証」がもらえ、1時限以上受講した人には、最後の「一日卒業証書授与式」(記念撮影付き)に角帽をかぶって臨めるという特典も。

 玄野さんは「出前大学では教員と学生が地域の現場に入り、地域住民とともに地域の課題解決や地域づくりに継続的に取り組み、地域の活性化や人材育成に資することを期待している。同時に、学生が主体的に加わる『愛とユーモアの地域活性化』のイベント実施によって、学生生活の活性化も図っていくことができる」と話す。
 
 申し込み不要だが、ゼミには定員があり、人数が多い場合には各時限・時間単位で入れ替わってもらうこともある。問い合わせは、大阪国際大学(電話:代表・06-6902-0791)の玄野研究室(メールはgenno@oiu.ac.jp)へ。

(C)時事通信社

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