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巨大パズルを組み立てて、商店街を活性化【富山市千石町通り商店街振興組合】 イベント

2016年10月04日 (火曜日) 17:00

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巨大なジグソーパズル作りに取り組む参加者(2016年10月1日、富山県富山市の千石町通り商店街)(株式会社まちづくりとやまで今回のイベントを担当した大久保泉さん提供)

 みんなで大きなジグソーパズルを完成させて商店街を盛り上げようと、10月1日午後、千石町通り商店街(富山県富山市)で、「SENGOKU アートムーブメント」と銘打ったユニークなイベントが行われた。仕掛け人は、富山県立富山北部高校(同市蓮町)情報デザイン科の「千石活性隊」(3年生5人)と、同商店街振興組合の清水智紀副理事長ら商店街関係者。約100人の参加者が力を合わせてパズル作りにチャレンジした。

 千石活性隊は今年の4月から「地域活性化」の課題研究に取り組んでおり、商店街のにぎわい創出をテーマに清水さんたちに協力を依頼。話し合いの結果、生徒が学んでいるデザインを生かし、インパクトがあり、形として残る企画を検討。最終的に商店街の通りで大きなジグソーパズルを組み立てて「巨大アート」を制作することを決めた。このイベント事業を、学生まちづくりコンペティション実行委員会(事務局は富山市の第三セクター「株式会社まちづくりとやま」内に設置)が開いたコンペに出したところ、今年8月補助対象事業に採択され、今夏から活性隊と商店街が協力し合って準備を進めてきた。

 ジグソーパズルは、大きさが縦2.7メートル、横13メートルで、約200個のピースで構成。中央部分には、職人かたぎの店主が多い千石町通りの合言葉「がんこもん」の文字を配し、風船などを周辺に描いた。組み立て完了時にはカラフルなアートが出現する。

 当日は午後3時から作業を開始。買い物客や商店主、学生、子どもたちが、「このピースはあっちだ」「ここにはまるピースが見つからない」などと声を掛け合いながら、予定よりも早い約1時間で巨大絵を完成させ、歓声が街中に響き渡った。この後完成したパズルに寄せ書きをして、記念撮影をし、イベントは終了。参加者の一人は「本当に楽しかった。またやってほしい」と感想を述べ、千石隊を指導した坪池良子教諭も「街をもっと元気にしたいと、以前から街のPRに力を入れている商店街側と、アートデザインを生かしてまちおこしをしたいという学校側の思惑が一致した形でイベントを実現できたと思う」と話した。

 同商店街では、清水さんたちが中心となって数年前から街の活性化を推進。これまでに、大半の商店主らが自身の役柄を実名で演じる映画「がんこもん」の制作(2013年)や、募集した描き手に26店の4コマ漫画を作ってもらい、買い物客の投票でグランプリを決める千石町通り商店街「4コマまんが総選挙」(2014年)、千石町の魅力を音楽で発信する県内アーティストによる千石町通り商店街ミュージックムーブメント「GANKO Frieds LIVE!!in千石町通り商店街」(2016年)などを手掛けてきた。今回のイベントもその一環で、清水さんは「がんこもんと女子生徒との組み合わせに意外性があり、面白いイベントになったと思う。新しい感性が住民を元気にし、若者に商店街を知ってもらう契機にもなったのでは」と語った。

(C)時事通信社

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