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商店街に「トリックアート動物園」開園【茨城県日立市ひたちぎんざもーる商店会】 イベント

2016年08月05日 (金曜日) 17:00

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「トリックアート動物園」の効果を検証するため、オブジェを仮展示した時の様子(茨城県日立市の「ひたちぎんざもーる商店会」)(茨城大学工学部メディア通信工学科の矢内浩文准教授提供)

 商店街に“トリックアート動物園”が開園——。JR日立駅前(茨城県日立市)にある「ひたちぎんざもーる商店会」は8月下旬に、茨城大学工学部メディア通信工学科(同市)の矢内浩文准教授たちのグループが制作を進めている「トリックアート動物園」を、商店会の通りに導入する。対象物との距離や角度によって見るものが変化するフィギュアの動物(最終的に10体程度)などを街中に配置。来街者に不思議な“トリックの世界”を体験させながら、街歩きを楽しんでもらう試みだ。

 矢内さんらの手法は「ハイブリットイメージ」というイメージ加工技術で、これまでもさまざまな加工品を制作してきた。これらの研究成果を知ったひたちぎんざもーる商店会の会員が、「ぜひともこの技術による加工アートを街にも取り入れたい」と矢内研究室を訪れ、トリックアート動物園構想が動きだした。矢内さんによると、今回商店街に導入するのは (1)見る角度を変えることで、顔の向きが変わる「錯覚フィギュア」 (2)見る距離で、違う動物に変わる「ハイブリッドイメージ」—の2種類。キリンやライオンなど動物のフィギュアとイラストを、各技法で完成させた。(1)は、日立市の「かねみ動物園」に実際にいる動物を参考に、地元のイラストレーターが描いたイラスト原画をもとにした、子どもの背丈ほどもある大きなオブジェ。(2)では、例えば30メートル先から見るとライオンの絵だが、5メートルぐらいまで近づくとキリンに見えるという。

 商店会関係者によると、トリックアート動物園はプレ展示を経た後、8月25日に錯覚フィギュア(3体)とハイブリットイメージを設置。9月以降、同商店会が旧暦の23日に開いているイベント「二十三夜尊縁日」で展示物を増やしていき、動物オブジェ(計10体程度)とハイブリットイメージを目玉にした縁日として定着させていくという。

 矢内さんは「街中にこれだけの規模(10体)のトリックアートを展示するのは、おそらく世界でもあまり例を見ないと思う。わたしにとって、街中展示は初の試みなので、街中でも錯覚効果が現れやすいよう、これまでにない新しいデザインを導入した。スマフォなどハイテクの世界とは異なり、イラスト主体のトリックアートは、見て、手で触れることもできるローテクでアナログな世界なので、不思議な面白さを実感できる。ぜひとも商店街にお越しください」と来街者増に期待をかける。

(C)時事通信社

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