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女性パワーで「ひなまつり」開催【岩手県一関市千厩商店街】 イベント

2016年02月23日 (火曜日) 16:00

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「第9回せんまやひなまつり」のポスター(一関商工会議所千厩支所の藤野浩人さん提供)

 春の風物詩とも言える「せんまやひなまつり」が2月11日から3月3日まで、岩手県一関市千厩町(せんまやちょう)の千厩商店街と千厩酒のくら交流施設で開かれている。市や千厩町観光協会、一関商工会議所千厩支所、同商店街の関係者らで組織する「千厩ひなまつり実行委員会」の主催で、今年で9回目。期間中、華やかな段飾りや女性手作りのつるし飾りがまちを彩るだけでなく、つるし飾りの手作り体験、豪華な景品が当たるスタンプラリー、子供お茶会、子供舞妓さん風舞踊 千厩高校生によるお茶会・琴の演奏、人形供養祭など、さまざまなイベントも繰り広げられ、“せんまや”はひなまつり一色に染まる。

 せんまやひなまつりは当初、地域の家庭や公共施設で大事にされてきた段飾りを、酒のくら交流施設に飾ってみんなで祝う祭りだった。商工会議所千厩支所の藤野浩人さんによると、商店街が疲弊する中で、「女性ならではの感性で四季を盛り込んだ“一店逸品”運動を」と、同支所(当時:千厩商工会)が商店の女性を中心に「せんまや逸品の会」を設立。同会がつるし飾りを普及させことから、多彩なひな祭りに発展していった。

 今年は、交流施設では23組の段飾りと約2000個のつるしびなを装飾。商店街の50店舗以上では、個性あるひな飾りが道行く人の目を楽しませている。交流施設では、来街者を飽きさせないよう、毎回テーマを決めている。また、町には東日本大震災の被災者仮設住宅があることから、被災者による手作りびなも商店街に飾っている。各種イベントのうちつるし飾りの体験では、草履や桃、金魚、縫いぐるみの原型とされるさるぼぼを制作。商店街にある10店舗の飲食店では、「ひな御膳」や「ひなまつり薬膳」「ひなまつりプレート」などひなまつり特別メニューを味わえるほか、2月28日には東日本大震災の復興支援のための「近助・福幸マルシェ」も予定している。

 回数を重ねるごとに、各店舗が展示の仕方に工夫を凝らしており、交流施設だけでも期間中、延べ約8000人が訪れ、「千厩の早春を彩るまつりとなっている」と藤野さん。「商店街からお客が減り、空き店舗、空き家、更地が増え、活気がなくなっているが、その中で、女性パワーを集結させ、商店街を元気にしようと頑張っている。このひなまつりが行われることで、今後のまちづくりの“起爆剤”となれば、と思っている」と意欲的に語った。

(C)時事通信社

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