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「創生商店街」5カ所決定、活性化モデル創出へ【京都府】 地域振興

2015年12月22日 (火曜日) 16:00

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重点的に活性化に取り組む京都府内の商店街5カ所を決定した「商店街創生センター」(京都市中京区)(同センター事務局提供)

 京都府が開設した、商店街を官民一体で支援する「商店街創生センター」(京都市中京区)は12月21日、重点的に活性化に取り組む府内の商店街5カ所を決定した。それぞれの特性や歴史などを踏まえた重点テーマを設定。テーマに関するノウハウを持つ民間企業・団体を2015年中に公募し、3年をめどに活性化モデルの創出を目指す。

 選ばれた商店街と各重点テーマは、龍安寺参道商店街(京都市右京区)が「国内外の観光客等の商店街への誘致」、笠置駅前通商店街(笠置町)が「空き店舗を活用した地域創生」、H商店街(亀岡市)が「京都サンガ応援商店街としての新規顧客開拓」、福知山駅正面通商店街振興組合が「共同出資会社を核とした空き店舗対策」、協同組合東舞鶴商店街連盟(舞鶴市)が「国際観光都市の拠点づくり」。

 龍安寺参道商店街は、世界文化遺産や大学に囲まれている潜在的可能性を生かし、観光客や学生でにぎわう商店街づくり、地域コミュニティの中核的役割を果たす商店街づくりを目指す。笠置駅前通商店街は、空き店舗をJR駅やキャンプ場といった周辺観光施設と一体的に活用するほか、H商店街は「京都スタジアム」(仮称)開場を見据え、新規顧客の開拓や地域全体での盛り上がりを図る。

 京都府は15年10月、「商店街創生センター」を開設。会長には京都府商店街振興組合連合会の宇津克美会長が就任し、京都府商業・経営支援課が事務局を務めている。府内の商店街や商店連盟、関係市町村、専門家らと協働し、約300の商店街からの聞き取り調査を基に作成した「商店街カルテ」を活用。それぞれのニーズや課題に応じたきめ細かな支援を行うのが目的だ。

 具体的には、商店街からの相談を受け付け、各種分野の専門家を派遣してアドバイスするほか、外部から募集したにぎわいづくりにつながる企画をマッチングさせ、そのアイデアの実現に取り組んでいる。商店街活性化の活動に携わる民間の若手人材や団体をネットワーク化し、新鮮な視点や発想による創生セミナーや訪問ツアーなども企画・実施する。

 さらに、急増する外国人観光客の買い物の利便性を高めるため、免税手続きカウンターやWi-Fi環境・情報通信技術(ICT)を活用した外国語対応システム、多言語での情報発信システムなどの整備を支援。商店街関係の情報を創生センターのホームページに一元化し、インターネット交流サイト(SNS)などを利用して魅力を発信する。

 京都府独自の「商店街リノベーション応援事業」で支援する古川町商店街(京都市東山区)や峰山御旅商店街(京丹後市)についても、引き続き重点支援を実施するという。商業・経営支援課は「創生商店街以外の商店街でも、それぞれの要請に応じた支援を実施したい」と話している。

(C)時事通信社

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