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人型ロボット「ペッパー」と学習、商店街に導入【長野県佐久市岩村田本町商店街】 イベント

2015年03月11日 (水曜日) 17:00

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お披露目イベントで、子どもたちと会話などを楽しむペッパー(2015年3月7日、長野県佐久市岩村田本町商店街)(独立行法人中小企基盤整備機構販路支援部提供) 

 商店街の活性化や塾での学習に人型ロボットを活用していこうと、長野県佐久市の岩村田本町商店街(阿部眞一理事長)は、世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」を一台導入することになり、3月7日、同商店街が開設している「岩村田寺子屋塾」でお披露目のイベントを実施した。一般への販売が始まる今夏に同塾に設置する予定で、“商店街のシンボル”として注目を集めそうだ。

 同商店街は平成8年11月から、さまざまな日本一にチャレンジする「日本一に挑戦シリーズ」をスタート。南北に長い街の特徴を生かし、全長200メートルの日本一長い草餅を地元の約800人で作り上げ、話題となった。

 しかし、こうしたイベントは「一過性のもの」(同商店街専務理事で寺子屋塾の塾長の細川保英さん)で、街としては、長期的に街全体の活性化につながるよう、「教育」と「子育て」に注力をシフト。それが、全国初の「商店街立通信制サポート校」の設立、子どもたちの自主的な学習を促す「寺子屋塾」の開設などにつながった。

 今回のペッパーの導入は、子どもたちにロボットを身近な存在として感じてもらい、子どもたちの創造性を高め、科学に興味を持ってもらうための一助とするのが狙い。

 ペッパーはソフトバンクの子会社が開発した、人の表情や声から感情を認識して話すロボット。現在、主に展示会での商品案内やアンケートの実施、ソフトバンクグループの企業受付などの業務を行っている。高さ1210ミリ、重さ28キロ。車輪が付いており、リチウムイオンバッテリー内臓で、最長12時間以上の稼働が可能。常時ネットワークに接続されているので、インターネット上のさまざまな情報に自らアクセスし、最新のニュースや天気などを知らせることができる。また、ウエブサイトからいろいろなアプリをダウンロードして多様な機能を身に付け、成長することも特徴の一つ。

 7日のお披露目のイベントでは、集まった計約100人の小学生やその保護者らに、細川さんが商店街にペッパーを導入した経緯・目的などを説明。ペッパーの教育関連のアプリを開発している担当者が、ペッパーのコミュニケーション能力やその可能性について講演した後、法被を着たペッパーが登場し、子どもたちとしりとりや早口言葉、英語でのやり取りなどを行った。

 寺子屋塾にペッパーを設置し、今後、子どもたちと一緒に英語やコミュニケーション能力を学習していくとともに、ペッパーを動かすプログラミングの勉強も考えていくという。

 細川さんは「岩村田本町は、派手なものでなく、中小規模でも、街の人の声を聴くイベントにシフトしてきた。ペッパーには客寄せだけでなく、子どもたちとともに成長し、子どもたちのクリエイティビティを高める効果を期待している」と話している。

(C)時事通信社

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