商店街活性化の新しい芽<最新事例紹介> 商店街フォーラム IN 関東(静岡)
空き店舗の増加や後継者不足、来街者の減少といった厳しい環境の中、地域コミュニティの担い手として知恵を出し合い、にぎわいを創出している商店街があります。
それら先進事例の仕組みやノウハウを共有し、各地域での主体的な活性化の取組みを推進するため、フォーラムを開催します。
開催概要
【申 込】 お申込は締め切らせていただきましいた。多数のご参加ありがとうございました。
【後 援】(独)中小企業基盤整備機構関東本部、静岡県、静岡市、(一社)静岡県商工会議所連合会、静岡県商工会連合会、
静岡県中小企業団体中央会、静岡県商店街振興組合連合会
タイムテーブル
10月28日(水)開催スケジュール時間 | プログラム内容 |
12:30 | 開場(受付開始) |
13:00 | 主催者挨拶 関東経済産業局 産業部長 渡辺 豊氏 |
13:10 | 地元代表挨拶 静岡県商店街振興組合連合会 理事長 増田 恭子氏 |
13:15 | 来賓挨拶 経済産業省 中小企業庁 経営支援部 商業課長 籔内 雅幸氏 |
13:25 | 特別講演 (株)全国商店街支援センター 代表取締役社長 桑島 俊彦 |
13:55 | 休憩(5分) |
14:00 | 事例発表
<事例①>まちあそび人生ゲーム(40分) <事例②>進化する「まちゼミ」 (30分)
(同)堺 代表社員 堺 康裕氏(岡崎まちゼミの会)
(株)西原糸店 五代目若旦那 西原 健太氏(久留米まちゼミ) |
15:10 | 休憩(10分) |
15:20 |
<事例③>大阪“ウラなんば”活性化&インバウンド(30分)
(有)リンクコーポレーション 代表取締役社長 牧 香代子氏 <事例④>事業継承(継業) (30分) 蒲原屋(乾物屋) 代表 新谷 琴美氏 |
16:20 | 休憩(10分) |
16:30 |
パネルディスカッション ~商店街活性化の新しい芽~
コーディネーター:流通科学大学 商学部 特別教授 石原 武政氏 パネリスト:①平田本町商店街振興組合 理事長 平野 裕二氏 |
17:30 | 閉会 |
17:45 19:00 |
名刺交換交流会(希望者のみ 有料) 開始 終了 |
登壇者プロフィール
パネルディスカッション・コーディネーター
石原 武政氏 (流通科学大学 商学部 特別教授)

商学者・マーケティング理論家。大阪市立大学大学院経営学研究科教授、関西学院大学商学部教授などを務め、現在、流通科学大学商学部特別教授。専門は商業論・流通政策論。研究テーマは「地域商業の活性化」「まちづくり」「商学の再構築」。中小企業政策審議会商業部会長(平成9年~平成21年)、通商産業政策史編纂委員(平成18年~平成23年)、一般財団法人大阪地域振興調査会・会長、大阪商工会議所流通活性化委員会副委員長などを務める。
事例発表・パネリスト
平野 裕二氏 (平田本町商店街振興組合 理事長・神門通りおもてなし協同組合 販売促進委員長・NPO法人出雲まちあそび研究所 理事長)

創業108年の老舗、現有限会社ひらの屋代表取締役。地元商店街で呉服、寝具の小売を営んでいたが、平成2年(1990年)に、ギフトショップの全国チェーンに加盟。平成5年には加盟店の中で売上全国一を記録し、「ギフトショップへの転換」という経営革新を成し遂げた。しかしその後、商店街に厳しい経営環境が訪れる中、将来の小売の業態として「物」のギフトから「事」を贈るギフト業を発想する。そこで地元「出雲」は出雲大社があり縁結びの地である事から、人と人とを結ぶ「ご縁」の商品開発に取り組む。そして「古事記」に登場する”ヤマタノオロチ”伝統の最初に登場する川面を流れる「お箸」をモチーフに登録商標「縁結び箸」「ご縁箸」を商品化した。平成20年7月には、出雲大社の門前に自社製品の「縁結び箸」および、縁結び商品を幅広く品揃えした店舗をオープンし、全国へ出雲のご縁を結ぶ商品をお届けしている。
㈱タカラトミーの「人生ゲーム」を模した商店街でのイベントを2年前に市職員などと一緒になって考案。平田本町商店街にて「平田ほんまちすごろく〜バラ色の人生ゲーム〜」を実施。参加者も商店主も楽しめるイベントとして商店街に活気を取り戻し、平成27年1月に㈱タカラトミーと連携し出雲大社の門前でも「縁結び人生ゲーム」として実施した。
堺 康裕氏(合同会社 堺 代表社員・株式会社まちづくり岡崎 取締役専務)

大学卒業後(株)ヤオハンジャパン入社、婦人衣料品を担当。1997年退社し家業(荒物雑貨販売)を継ぎ現在に至る。岡崎市での「まちゼミ」の運営にも深く関わり、現在、岡崎明大寺商店街振興組合副代表理事、(株)まちづくり岡崎取締役専務。
西原 健太氏(株式会社西原糸店 五代目若旦那・久留米まちゼミ 代表)

1980年、福岡県久留米市で生まれ育ち、地元久留米が好き。久留米絣が大好き。学生時代から服飾関係のアルバイトをし、就職先の呉服業に携わることで地元の伝統工芸品である「久留米絣」の偉大さを改めて知る。 久留米絣をそして久留米を県外・海外の人へも発信すべく、今では家業であった「糸店」を「オシャレな久留米絣の店」へと大変身させ、話題となっている。 また、久留米・あきない通りでの祭りの実行委員長や、久留米の若手リーダー達を集めて組織するプロジェクトの代表として、まちゼミにおいては、全国まちゼミ実践者会議にも久留米代表として参加する傍ら、商工会議所青年部の役員としてもまちづくり活動の一翼を担っている。
牧 香代子氏(有限会社リンクコーポレーション 代表取締役社長)

大阪ミナミの「ウラなんば」の仕掛人。中国での生活経験や語学力を活かした、インバウンド対応のマップ制作や商店街の外国人対応講座などで、地元の商店街を盛り上げる。未来の料理人を育てる「道具屋筋キッズ体験」、吉本芸人が各店舗のギャグを作る「なんさん通りギャグキャッチ!ストリート」など、地元企業や地域とのコラボレーションイベントを次々と仕掛けている。
新谷 琴美(しんや・ことみ)氏 (蒲原屋 代表)

団体職員、中学校の心の教室相談員、会社員を経て、静岡県事業引き継ぎ支援センターが企画した日本初の商店の後継者公募「蒲原屋プロジェクト」にて静岡市清水区の老舗乾物店「蒲原屋」の後継者に選ばれる。2012年12月から後継者見習いとして店頭に立ち、乾物の料理教室などを毎月開催。2015年1月に事業承継し蒲原屋代表となり、7月にはかんぶつスイーツ&カフェ「コマメ」を隣りの空き店舗にオープン。二つの店舗を経営しながら乾物の普及につとめている。調理師、乾物マエストロ、CLインストラクター。