Archive for the ‘全般’ Category

芸術の秋は商店街で過ごそう!

秋も深まり、紅葉も見頃を迎える所が少しずつ増えてきました。赤、橙、黄のグラデーションはまさに自然のアートですね。芸術の秋は紅葉を愛でたり美術館に出かけて感性を磨くのも良いですが、商店街でもアートな時間を過ごせるんです!今回は、ちょっと変わったアートを楽しめる商店街をご紹介!

鹿児島の玄関口、JR鹿児島中央駅の目の前に位置する一番街商店街に、迫力満点の恐竜や海の人気者クマノミが描かれたトリックアートが現れ、商店街を訪れる人を楽しませています。描かれた作品は総勢10点。商店街入り口に設置された案内のポスターをヒントに、来た人は随所に描かれたトリックアートを探しながら商店街の奥へと誘導される仕組みとなっています。一番街商店街は、約320mの長さに100店近くがひしめき合っています。駅からすぐの場所には土産店や再開発の新しいビルがあり、さらに奥に進むと鹿児島ならではの食を楽しめるお店も集結しています。「どこに絵が描かれているか探しながら、商店街のお店も楽しんでもらえたら」と、一番街商店街振興組合専務理事の田中浩徳さん。

この11月から開始される駅周辺の再開発工事に伴い、商店街駅側の店舗が退店。シャッターが下りて寂しくなった商店街を盛り上げようと、「にぎわい創出会議」(商店街の店主たちと鹿児島市の職員で構成)が今回のトリックアートを企画。トリックアートは壁などに描いた絵が立体的に見えるもので、作品と一緒に写真を撮ることで普段味わえない不思議な世界観が体験できます。カバの歯磨き体験水族館の人気者と夢の3ショットも実現
カメに乗って竜宮城にだって行けちゃいます!

とくに買い物に来た親子連れや若者に人気で、写真撮影を楽しむ姿が各所で見られているそうです。
さらにSNSに写真をアップしてもらうことで活性化へつながればとの考えもあり、来年放送予定のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオリジナルトリックアートも検討中。今後は数を増やしていく予定で、トリックアートが商店街の中へと導く道しるべになればと田中さんは期待を寄せています。お散歩がてらまちなかアートを楽しめる商店街があるなんて素敵ですね。

ユニーク競技が目白押し!商店街を舞台に秋のまちなか運動会

10月9日は体育の日でしたが、みなさん最近運動していますか? 3年後の東京オリンピックに向けて各地でスポーツイベントも盛んに行われ、商店街でも集客につなげるためのイベントとしてスポーツを取り入れる動きがあります。

JR福井駅前西口一帯の商店街では、9月に街を舞台にした“まちなか運動会”が開催されました。こちらの運動会の種目は一風変わっていて…その名も「おタマごリレー」や「とまとDE玉入れ競争」などなど、ユニークなネーミングの競技が満載です。おタマゴリレーの様子こちらはとまとDE玉入れ競争。市場に出ないB品の商品だそうですが、投げてしまうのがもったいないくらい美味しそうです!

JR福井駅西口では2011年より再開発工事が行われ、その先にある商店街への波及効果が期待されていましたが、再開発の対象区画となった建物では退店が相次ぎ、街の空洞化が懸念されるように。そこで、街ににぎわいをもたらそうと、2013年よりまちづくり福井(株)が「まちフェス」の開催を企画。工事の影響で利用できなくなった西口広場に代わり、駅前電車通りをイベント会場としました。当初は駅前電車通り周辺を会場としていましたが、2016年に西口再開発ビル開業後その1階の屋根付広場なども会場に加え、今回は7つのエリアで実施。街をあげての一大イベントへと成長していきました。
まちフェスは年4回(6月、7月、9月、10月)行われ、“花花フェス”“ワールドフェスタ”など、毎回違うテーマで催されています。

今回のテーマは、まちなか運動会。県主催のスポーツイベントも同時開催され、来年予定されている福井国体に向け官民一丸となって街を盛り上げました。
当日はどの競技もにぎわいをみせ、今までのまちフェスの中で一番の盛り上がりを感じられるほどに。「こどもすまいるバス綱引き」では、子どもおよそ10人で6tのコミュニティバスを動かし観客を驚かせ!!「足ツボ耐久レース」では5分間痛みに耐える姿が見られるなど…通常の運動会にはない光景に会場は熱気に包まれました。まちづくり福井(株)の岩出麻友子さんは、「今までのまちフェスとは違い、今回は企画の段階から商店街のみなさんと一緒に考えました。運動会の横断幕も協同で作成し、来年開催される福井国体に向けて、駅前が一つになれたと思います」と話してくれました。この団結力を武器に、今後も市街地のさらなる集客力アップを目指します!

子ども図書館から生まれた商店街の文化

あっという間に9月、秋に入りました。朝晩は、窓を開けるとひんやりとした風が入ってきます。気温18度前後は集中力が高まると言われ、湿度が低く過ごしやすい秋は読書に最適なのだとか。実は、商店街でも、古本市や空き店舗を利用した手作り図書館など、地域住民と商店街の交流のきっかけとして、読書文化を取り入れる動きがあるんですよ!

別府駅の高架下にある北高架商店街(大分県別府市)にも、街のコミュニケーションツールとして一役買っている、小さな図書館があります。元々は、商店街の一角で古いたんすに本が入れられていただけのこの図書館は、フリーマーケットに来ていた子どもたちの提案で2012年に登場ました。子どもたちはこれを「つばめ図書館」と名付け、自分たちで読み聞かせや本の管理も行っていました。
商店街は築50年ほど。以前は空き店舗も多く、駅への近道にもかかわらず通りは閑散としていたため、商店街に人が滞留する仕掛けをつくろうと、店主たちは毎週土曜日のフリーマーケット開催を決意。親に連れられ遊びに来ていた子どもが退屈しないよう、各店舗に絵本を置き、それを読んでいた子どもたちが、「図書館を作りたい」と言ったことがつばめ図書館誕生のきっかけに。

「商店街はただの通り道と化していて、ここに来ることが目的にはなっていない。商店街を魅力的なものにするには、もっと文化的な側面が必要なのではないかと考えました。元々、街中に本があったらいいなと思っていましたし、子どもの教育の観点からも本と触れ合うことは大切だと思っていたので、子どもから図書館をやりたいと言われた時は大賛成でした」と、商店街でレコード店を営む日名子英明さん。
その頃、別府にアートの機運が高まり、JR別府駅と協同で商店街の通り一帯に絵を描くことに。約3年をかけ、壁面、地面、トイレに至るまで絵を描き、つばめ図書館の存在も含めて商店街全体が一つのアート作品として完成しました。
その後、図書館は子どもたちの手を離れ各店舗の店主が引き継ぎました。子ども向けの本以外も置くと、足を止める人の姿が徐々に増えていき、「こんな本があるならこれもおすすめ」と提供者も次々と現れ、本が収まりきらなくなり今回の書棚の完成へと至りました。現在本の数は200冊ほど。「こんな本は置いてないの?」などの問い合わせもあり、本をきっかけにお客さんと店主の間に会話が生まれ、商店街が少しずつにぎやかになっていきました。さらに図書館の横にはピアノも設置され、時折ピアノの優しい音色が街に流れます。商店街のいたるところに各店が用意したイスが置かれ、お店に入らなくても気軽に休憩できるような気づかいも。
「図書館と言えるほど大きな存在ではないですが、本をきっかけに人と人がつながったり、店の外のイスでコーヒー片手に一休みしてもらったり、ゆっくりとした時間を過ごしながら、本に触れて少しでも多くの時間を商店街で過ごしてもらえたらと思っています。」と日名子さんは話してくれました。いつもは買い物をしている商店街で、本やアートに触れて秋のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

きときと氷見で、ボンジュ~ル!?

富山県氷見市の漁港近くの中央町商店街で、本場パリを思わせる「うみのアパルトマルシェ」がスタートしました!!マルシェは、氷見市中央町商店街商店街振興組合と「うみのアパルトマルシェ」実行委員会の主催で、11月まで毎月第3日曜日に開催されます。

商店街にある8棟の共同防災ビル群をパリのアパルトマン(フランス語で集合住宅)に見立てることでパリの街並みを連想させ 、お店はカラフルなテントやモバイル屋台、通りには手作りのベンチや人工芝が登場し、おしゃれなマルシェができあがりました。
かき氷や焼き菓子などのフード系、木工・革小物などのクラフト系、セレクトショップによる物販系など約20店舗が並び、毎回新規店舗の参加もあります。何度訪れても新しいお店との出会いが楽しめそうですね。7月17日初日の開催を大盛況で終えた中央町商店街ですが、建物の老朽化や店主の高齢化など抱える問題は山積みなのだとか。

中央町商店街のアパルトマンこと8棟の共同防災ビル群は、木密地域の改善を目的に1970年頃建てられたもの。通常の建物と違い複数の地権者によって所有されているため、単独で解体や修繕などの処置が行えず老朽化が目立ちます。最近では、商店街北側の橋の老朽化に伴う架け替え工事も影響し客足はさらに遠のく状態に。

そんな状況を打破するための第一歩が、今回の「うみのアパルトマルシェ」。商店街の新しい担い手である若者を街に引き込むため、マイナス要素をいかにプラスに転じるかに重きを置き商店街のイメージアップを図りました。マルシェ開催にあたり、既存来街層以外の誘客・街の新しいイメージづくりなど、新しい層に向けた情報発信機能として、「海風ブラザーズのアパルト通信」を開設。ポールとヴァンという愛嬌ある2人のキャラクターをデザインし、「海風ブラザーズ」として登場させ、商店街やイベントについて紹介していく仕組みとなっています。
左がポールで右がヴァン。「海風ブラザーズのアパルト通信」についてはこちら。

初日の開催を終え実行委員会の藤田智彦さんは、「1回目を終え、当日のオペレーションなど細かな改善点が多く見つかっています。それを次に活かして、さらにマルシェを充実させます。また、マルシェの次のステップとして、若い世代にまちで起業や居住をしていただくためのソフト・ハード面での受け入れ体制を早期に構築していかなければならないと感じています。」と、今後の展望を語っていました。次回マルシェの開催は8月20日(日)。次回出店も、個性的でおしゃれなお店が勢ぞろいです。ぜひ、海風を感じながらマルシェに遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

シャッター街で、遊ぼう。

3連休の中日である7月16日(日)、
大阪新世界市場のシャッター通りで、
値段のないマーケット「Wマーケット」が開催されます。

「シャッター街で、遊ぼう。」をコンセプトに、
昭和レトロな商店街が現代風に生まれ変わり
雑貨、ファッション、インテリア、飲食など多種多様な出店者が
日替わりで商品を並べます。

それだけでも十分楽しそうなイベントですが、
なんとこの週末市、全ての商品に値札がありません。
値段はお店の人との交渉で決まる「セリ」のようなスタイルで
買い物が楽しめる、新感覚のマーケットなのです。

買い手はコミュニケーションを通して店主の人柄に触れ、
商品の魅力やその背景にあるストーリーを知ることができる。
一つ一つの売買に出会いがあり、単に“物を買う”以上の満足感や価値が味わえる。
手に入れた商品は、より愛着のある特別なものとなること間違いナシです!

さらに、値段交渉の切り札として使える「バーゲンカード」、
気に入ったお店に資金援助ができる「リアルクラウドファンディングカード」
など、買い物がより楽しくなるユニークなシステムも。

公式インスタグラムには、レトロな商店街の魅力を最大限引き出した
おしゃれな写真が並んでいます。

そう、このイベントの主なターゲットは若年層・20~30代のファミリー層。
Wマーケットをきっかけに、これまで大型商業施設やテーマパークに流れていた層を
商店街へ呼び込もう!というねらいです。

企画・運営を手がけるイベント会社、
株式会社トリックデザインの運営事務局の森田純多さん(30)は
「我々若い世代だからこそできる切り口で商店街活性化に取り組みたかった」と
新しい感性で、同世代に“レトロで人情味溢れる昭和の商店街”の魅力をアピールしています。

第一回目の今回はオープニングマーケットとして単日開催ですが、
2回目以降は毎週末の定期開催で永続的に人を呼び込みこむ計画とのこと。
(2回目以降のスケジュールは第一回目終了後に決定予定)

なんと、買い手により支持されている店には最高500万の支援をし、
商店街の空き店舗へマッチングする開業支援制度も!
商店街に、より魅力的な実店舗を増やすことで、
永続的な賑わいを生み出すことを目指しています。

まずは大阪で実績を作り、いずれはそのノウハウとデータベースを
全国の商店街へ引き継ぐ予定といいます。
あなたの商店街でWマーケットが開催される日が来るかもしれませんね!

まずは7月16日、お近くの人は大阪新世界市場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

Wマーケット 公式ウェブサイト:http://w-market.jp/

※この記事は、商店街ニュースでも紹介されています。
ご興味のある方はこちらから→店主とのふれあい=プライスレス! 値段のないマーケット、シャッター街に登場 【大阪府大阪市新世界市場】