Archive for the ‘全般’ Category

「わけありの品」が主役。昭和レトロな商店街で開かれた「わけありもの市」

12月に入り今年も残り1ヶ月となりましたね。冷えが厳しくなり、冬の澄んだ空気が街の灯りを綺麗に映し出しています。12月は行事が多く忙しい時期ですが、新年を迎えるためにかかせないのが、大掃除。意外な場所から探し物がでてきたり、昔着ていた服が今の流行にぴったりだったり、押し入れに眠っていた物が実は高価な物だった…なんてことも?!

そんな普段日の目を見なかったものを主役にした「わけありもの市」が、JR青梅駅前(青梅本町商店会、住江町商店街振興組合)の商店街にて開催されました。こちらの商店街には、江戸時代から続く傘専門店や明治時代創業の文具店など老舗の店が存在し、街中には昭和30年代の映画作品が描かれた看板があるなど、昭和の趣ある街並みが楽しめます。しかし、店主の高齢化に伴い閉店する店が相次ぎ、人通りは減少。さらに、買い物といえばショッピングモールやスーパーが当たり前となり、対面販売の店への入りにくさから客足は遠のいていました。
そんな状況を止めるべく、もっと商店街に人を呼び込もうと、商店街の若手店主で構成された「青梅駅前ネットワーク」が2015年に発足。同メンバーの簗瀬まり子さんは、「老舗の店が多い商店街だからこそ、掘り出し物の商品があるのではないか。それが月1の割合で店に並んだら面白いのではないかと思い、今回のわけありもの市をやろうと思いました。」と話してくれました。

「わけありもの市」では、店の奥に足を進めてもらうきっかけとして、各店の個性を出した「わけあり」の目玉商品が店頭に陳列。わけありの品々の中には、特価品ばかりでなく老舗店ならではの希少な高価品もお目見え!!

今回で5度目の開催となった「わけありもの市」は、出店数も増え、軒先出店16店、出張商店5店の参加となりました。参加店は「わけありもの市」と書かれた木の表札を掲げ、クラフト作家による手作り品、高級フレグランスの1000円均一商品、限定で仕入れた花の苗、同商店街ならではのレトロなスケッチ箱など各店の特色を活かした品が並べられました。参加店舗の中には、新しく仲間入りしたお店も。「うちは、この土地に代々根付いてきたお店と、新たに起業した若手のお店がうまく溶け込んでいる商店街です。わけありもの市を通して、それぞれのお店の物語や商品の物語をお客さんに感じ取ってもらい、お店や商店街に愛着を持っていただければ。」と簗瀬さんは期待を抱いてます。

商店街で動物探し?

ブランコに乗る子ブタやベンチでたたずむキリン-ユーモラスな表情の動物達を探しに商店街へGO!

香川県坂出市の中心市街地の商店街で、11月8日(水)から、お店のどこかに隠れた動物を探すスタンプラリーが開催中です。

普段商店街を利用しない人にも足を運んでもらおうと、坂出市港町商店街振興組合が企画し、中心市街地の4つの商店街(大黒通り商店街・本町商店街・本通り商店街・元町名店街商店街)と協力して実現しました。

動物は市内に住む造形作家・岡山富男さんの作品で、擬人化したキリンや子ブタなどユーモアあふれる動物群の作品で知られています。

今回はキリン、子ブタ、シマウマ、ラクダがモチーフのオブジェが商店街の22か所に設置されました。

商店街の靴店の店内でブランコをする子ブタ

4m(ほぼ実物大)もある作品も!


坂出市では市のにぎわい創出事業として2016年春と今年1月にも岡山さんの作品の造形展を開催しましたが、その反響が大きかったため、今回は「動物とかくれんぼ」をテーマに、複数の商店街が連携しスタンプラリー形式のイベントを行うことにしました。

スタンプラリーの参加者は5か所ある指定店舗か市観光協会でスタンプカードを入手し、商店街の店の内外に設置された動物を探します。

発見したらそのお店(その動物のお世話をしているお店)でスタンプを押してもらいます。10個以上集めるとスタンプの数に応じて抽選で岡山さんの動物グッズなどがプレゼントされます。

また、12月10日まで、見つけた動物作品をモチーフにしたユニークな写真も募集しています。応募作品は2018年2月1日より商店街で展示され、優秀者には賞品が贈呈されるとのことです。

全22作品の写真入りスタンプカード

裏面には感想を書く欄もあり、そのまま景品の応募用紙になる


開始から約3週間が経過しましたが、週末は幼児から小学校低学年ほどの子供とその親や祖父母など、普段商店街に来ない客層で賑わっているそうです。
「スタンプ押印作業が思いのほか大変ですが、これを機に若い人達にお店を知ってもらえたら」と、港町商店街振興組合代表理事の河井利夫さんは期待を込めて語ってくれました。

開催期間は前・後期に分かれており、前期は2017年11月8日(水)から12月10日(日)まで、後期は2018年3月8日(木)から3月25日(日)まで。

前期終了後、作品は一度撤去され、後期は新たな設置場所で楽しめます。

華麗なフォームで、めざせ「自転車マナー日本一」―第1回「押し!?チャリンピック」開催【兵庫県尼崎市三和本通商店街振興組合】

11月5日(日)、兵庫県尼崎市の三和本通商店街振興組合は、商店街での自転車通行のマナー向上を目的とした啓発イベントとして、自転車を押して歩く姿の“華麗さ”を競う「第1回押し!?チャリンピック」を開催しました。その様子は、先日商店街ニュースに掲載いたしましたが、ステキなお写真が沢山あるので、ブログでもご紹介させていただきます。

同商店街の通りは道路交通法により歩行者専用道路と定められているため、自転車走行は禁じられており、自転車通行者は本来自転車から降りて押し歩きをしなければなりません。しかし、ルールを無視して乗車したまま通行する者も多く、歩行者との接触事故が頻発していました。こうした状況の中、三和本通商店街振興組合は、「自転車マナー日本一」の商店街になることを目指し、昨年11月より自転車のマナーを楽しく学んでもらうキャンペーン「ちゃりんこ来恋(こいこい)大作戦」を実施。地元の幼稚園と協働で、子どもたちの絵を通じて安全な自転車利用を訴えるイベントなどを行ないながら、商店街の店主たちをはじめ、地域の子どもたちや親たちの自転車の乗り方の意識を変えてきました。

今回の「チャリンピック」も「ちゃりんこ来恋(こいこい)大作戦」の一環として開催されたものです。当日は、小さな子どもから大人まで32人が参加。ピンポン球(大人は10個で、子どもは5個)が入った皿を頭上に括りつけ、商店街に設けられた約60メートルの特設コースを自転車を押して歩き、設定時間1分間ピッタリでゴールできるかを競い合いました。

頭上のピンポン球を落とすと減点となるため、出場者は、背筋を伸ばした美しいフォームで慎重に自転車を押さなければなりません。優勝者には商品券1万円分が贈呈。タイム成績上位者以外にも最も美しいフォームで歩いた人には別途商品が用意されました。

10月31日に同商店街で開催されたハロウィンイベントとも連動しており、魔法使いやアニメのキャラクターなどの格好をした参加者もいて、イベントは大いに盛り上がりました。地元の中学生もボランティアとして活躍しました。


「こうしたイベントを続けることで、地域の人々の自転車マナーの向上だけでなく、商店街の活性化へとつなげていきたい。今まで商店街を自転車に乗ってただピューと通り過ぎていた人たちが、自転車を押して商店街を歩きながら、お店に立ち寄ってくれるようになったらいい」と、実行委員の鶴留朋代さん(日新てんぷら店経営)は、期待を込めて語っていました。

横丁文化を楽しむ「横丁ワンダー」

二週連続で日本列島に台風が接近し、せっかくの週末もあいにくのお天気が続きましたね。そんな中、台風の嵐も吹き飛ばすほど元気にイベントを行った商店街がありました!

東京都文京区の地蔵通り商店街振興組合では、2017年10月19日(木)から10月29日(日)まで、アメ横プラザ商店街協同組合およびアメ横センタービル協同組合(ともに東京都台東区)と連携し、昔ながらの粋な横丁を体験するイベント「横丁ワンダー」が開催されました。地蔵通り商店街は有楽町線江戸川橋駅を降りてすぐに位置する地元住民に愛されてきた横丁。一方アメ横は、JR御徒町—上野間の高架橋西側と高架下の約500mを中心に様々な店舗が構えられている商店街。年の瀬に正月用の鮮魚などを買い求める客でごった返すのが東京の風物詩となっています。今回、両商店街が共同開催した「横丁ワンダー」は、どちらも人情味あふれる古い東京の横丁文化が残っているという共通点を切り口に、「人情」「にぎわい・臨場感」など横丁のもつ魅力を大いに体験できる、商店街の垣根を越えたユニークなイベントとして盛り上がりました。開催中の11日間には、宝探し、綱引き、仮装コンテスト、ワークショップ、鰹まつり、マルシェやライブステージなど、様々なプログラムが用意され、大人から子供まで誰もが楽しめる構成に。目玉の一つとなったのが、「謎解き!横丁今昔物語」と称した謎解き宝探し企画。参加者は謎解きマップを手に、売りと会話を楽しむ横丁文化を肌で感じながら、お宝をもとめて二つのエリアを散策します。普段は行き来している人はなかなかいない両商店街ですが、実は10分ごとに運行しているバスで20分とアクセス抜群。バスを使えば横丁宝探しの行動範囲も広がり、2エリア制覇も夢ではないとのこと。全ての謎を解いた参加者には賞品も用意されました。

最終日の29日にはハロウィンにちなんで妖怪仮装コンテストや、妖怪になった参加者による横丁綱引き大会、空くじなしの大抽選会などが行われました。あいにくの台風の中、ほぼ予定通りのプログラムが決行され、商店街は嵐をも吹き飛ばす熱気に包まれました。
「様々な催しが企画されていますが、それぞれを商店街全体で支えているというところに面白みがある。ご家族で来て一日楽しんでもらえるイベントとなりました」と、地蔵通り商店街振興組合会長の島田さんは情熱的に語ってくれました。ふたつの横丁のにぎわい相乗効果。地域密着型商店街としての存在感が頼もしいですね。

芸術の秋は商店街で過ごそう!

秋も深まり、紅葉も見頃を迎える所が少しずつ増えてきました。赤、橙、黄のグラデーションはまさに自然のアートですね。芸術の秋は紅葉を愛でたり美術館に出かけて感性を磨くのも良いですが、商店街でもアートな時間を過ごせるんです!今回は、ちょっと変わったアートを楽しめる商店街をご紹介!

鹿児島の玄関口、JR鹿児島中央駅の目の前に位置する一番街商店街に、迫力満点の恐竜や海の人気者クマノミが描かれたトリックアートが現れ、商店街を訪れる人を楽しませています。描かれた作品は総勢10点。商店街入り口に設置された案内のポスターをヒントに、来た人は随所に描かれたトリックアートを探しながら商店街の奥へと誘導される仕組みとなっています。一番街商店街は、約320mの長さに100店近くがひしめき合っています。駅からすぐの場所には土産店や再開発の新しいビルがあり、さらに奥に進むと鹿児島ならではの食を楽しめるお店も集結しています。「どこに絵が描かれているか探しながら、商店街のお店も楽しんでもらえたら」と、一番街商店街振興組合専務理事の田中浩徳さん。

この11月から開始される駅周辺の再開発工事に伴い、商店街駅側の店舗が退店。シャッターが下りて寂しくなった商店街を盛り上げようと、「にぎわい創出会議」(商店街の店主たちと鹿児島市の職員で構成)が今回のトリックアートを企画。トリックアートは壁などに描いた絵が立体的に見えるもので、作品と一緒に写真を撮ることで普段味わえない不思議な世界観が体験できます。カバの歯磨き体験水族館の人気者と夢の3ショットも実現
カメに乗って竜宮城にだって行けちゃいます!

とくに買い物に来た親子連れや若者に人気で、写真撮影を楽しむ姿が各所で見られているそうです。
さらにSNSに写真をアップしてもらうことで活性化へつながればとの考えもあり、来年放送予定のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオリジナルトリックアートも検討中。今後は数を増やしていく予定で、トリックアートが商店街の中へと導く道しるべになればと田中さんは期待を寄せています。お散歩がてらまちなかアートを楽しめる商店街があるなんて素敵ですね。