Archive for the ‘事業レポート’ Category

パンのマルシェの商店街―再生の秘訣!【福山本通商店街】

おとといの4月12日は、パンの記念日だったそうです。(そして毎月12日はパンの日なんだそうですよ)ご存知でしたでしょうか?
天保13(1842)年の旧暦4月12日に、伊豆韮山代官の江川太郎左衛門英龍という人が軍用の携帯食として乾パンを作ったのが、日本で初めて焼かれたパンとのこと。

ところで、パンのイベントは、全国の商店街で最近よく開催されるようになりましたね。

2013年から「パンのマルシェ」を開催している広島県福山市。
そのイベント発祥の地である福山本通商店街では、現在、パンのマルシェが進化して、パン、ロハス、アンティークをテーマに、「ガーデンマルシェ」が年に2回開かれています。

マルシェに出店した人気のベーグル工房が、空店舗を改装してできたスペースで営業を開始するなど、イベントと空き店舗対策が上手くリンクしている模様です。

こうした取組みによって、“深みのある大人の街、感性の高い街”を目指している福山本通商店街。その取組みの詳細を、「EGAO」でも取り上げてみました。

この事例は、「地域商店街活性化法認定支援事業」の活用事例でもあります。

記事はこちらです!⇒ 個店をつくる。【福山本通商店街】

「第4回全国まちゼミサミット」ご参加ありがとうございました。

2月2日愛知県岡崎市民会館にて開催されました
「第4回全国まちゼミサミット」にご参加、ご協力いただきました皆様、
誠にありがとうございました。

全国各地(北海道から沖縄まで)500名を超える皆様にお集まりいただき、
商業者を元気にし、地域を活性化できる手法としていま注目されている「まちゼミ」について
学び、考え、意見を交わした1日はいかがだったでしょうか?


とくに分科会では、「まちゼミ」の効果的な運営、参加店増加促進やPRの手法、
他主体との連携、まちゼミの基礎知識など7つのテーマをご用意しましたが、
実践者の事例発表に続いた質疑応答では、参加者のご発言をたくさんいただき、
各会場で活発な意見交換が行われたとのこと、
ご参加の皆様がたくさんのヒントやアイデアをご自身の地元に持ち帰られて、
さらに今後の「まちゼミ」を進化(深化)させていかれることを期待いたします。

パネルディスカッションでは、流通科学大学特別教授石原武政氏をコーディネーターに、
高齢化、大都市への一極集中、後継者問題など、今全国各地の商店街やまちが抱える
課題の解決策としての「まちゼミ」の可能性について4名のパネリストと議論。
「まちゼミ」の取り組みは、地域商業・経済を活性化するだけでなく、
地域全体の価値も高めることにも繋がるというお話は、たくさんの方が頷かれていました。

今後も期待される「まちゼミ」の役割や更なる可能性について
たくさんの議論、ヒント、アイデア、そして交流が生まれた1日でした。

全国商店街支援センタースタッフ一同、「まちゼミ」に取り組む商店街、
支援機関の皆様のお役にたてるよう、今後もバックアップしてまいります。

まちゼミ研修事業リプランコース 様子拝見!(千葉県市川市) 

昨日(5月12日)まちゼミ研修事業リプランコースの第1回目の研修が千葉県市川市で開催されました。
今年4月に実施した“市川まちゼミ”の成果共有と実践者によるノウハウの伝授などが行なわれました。参加店は、主に市川市の真間~国府台間(約1.2kmの地域)にある商店街(手児奈橋通り会、真間銀座会、大門通り会、根元発展会など)に所属する皆さんです。

昨日の研修の参加者は20名程。会場では車座になって、非常にアットホームな雰囲気の中、一人一人がご自分の体験を積極的に発言されていました。まちゼミの周知の仕方などについても建設的な意見が交わされ、研修終了後も多くの方が会場に残って議論の熱が冷め止まぬ様子。これだけ前向きな方たちが集まって行う取組みは、きっと成功するに違いありません。

それにしても、店主のお人柄が分かるとそのお店にぐっと親近感がわくものです。昨日の研修会で皆さんのお話しをうかがったことで、お店にも是非寄せていただきたいと思いました。10月に開催予定の次のまちゼミで、きっと多くの地元の方が、私と同じ気持ちになるのではないかと思います。

大人気の「まちゼミ研修事業」は、6月に第2回募集を予定しています。非常に人気のある事業なので、申込希望の方は、弊社のメルマガ等でご確認ください!
メルマガのご登録はこちらからどうぞ。
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http://www.syoutengai-shien.com/ml/index.html

全国あきんどサミット第三部「パネルディスカッション」ご参加ありがとうございました。

皆さま、こんにちは。
先週、6月16、17日、新潟市にて全国共通商品券連絡協議会主催の
「全国あきんどサミット」が開催されました。

基調講演から、パネルディスカッション、特別講演、エキスパート11名を招き先進事例を紹介するポスターセッション、とどれも多彩で充実した内容が展開され、
2日間2会場で300名以上の方にお越しいただきました。

弊社主催の第3部パネルディスカッション「にぎわいづくりの成功事例紹介」にも、
たくさんの皆様に参加いただきまして、本当にありがとうございました。

本日はそのパネルディスカッションの模様をお伝えします。

コーディネーターを務めていただいたのは、
流通科学大学 商学部  石原武政特別教授

そしてパネリストには、ポスターセッションの講師も務められ、
今回のサミットのメインテーマ「商店街のソフト事業」でにぎわいづくりに取り組まれている、

・岡崎まちゼミの会 代表 松井洋一郎氏
(得するまちのゼミナール『まちゼミ』」)

・健軍商店街振興組合 相談役 釼羽逸郎氏
(健康と商店街「貯筋運動・貯筋通帳に入筋」)

・平田本町商店街振興組合 理事長 平野裕二氏
(商店街イベント「すごろくゲーム」)

そして、
弊社代表取締役 桑島俊彦社長も加わり、
1時間半を超える活発な討議が繰り広げられました。

まずはそれぞれの取り組みのご紹介。
岡崎まちゼミの会 代表 松井洋一郎さんからは、
12年前に愛知県岡崎市で始まり、今や全国的なひろがりを見せている「まちゼミ」。現在宮崎から北海道の紋別市まで、全国201ヶ所で取り組まれているそうです。驚くのは、2~3地域休憩している地域はあるらしいですが、一度取り組んだ地域では、ほとんど辞めてしまったところがないこと。その秘訣を松井さんは、「売り手」にも「買い手」にも「世間」にも「よし」という満足度のバランスのとれた「三方よし」の取り組みがしっかり受け入れられた結果であること、そしてそれが結果として、「個店」から「商店街」、そして「地域全体」の活性化や次世代の人づくりにもつながっていることをお話されました。

健軍商店街振興組合 相談役 釼羽逸郎さんは、
熊本で10年以上前から「医商連携」の取り組みをされてきた方です。商店街にも迫ってきた高齢化に真摯に向き合い、健康相談や、タクシー宅配事業を皮切りに数々の事業を展開してきました。平成21年には地域商店街活性化法の認定を受け、「医商連携による次世代型まちづくり事業」に取り組む中で、平成25年に、鹿屋大学で研究・提唱された「貯筋運動」に出会います。高齢者にもできる健康運動を継続してもらい、それをポイントとして商店街の買い物にも使えるクーポン券「きんにくーぽん」の仕組みを作りました。これまでに830名の参加があり、地域の医療費削減にも貢献、健康商店街づくりに日々励まれています。最初に近隣の医院に相談したことをきっかけに、賛同者を増やし、やがて地域全体を巻き込んでいった釼羽さんの行動力とともに、「医」をなんとか「商」に結び付けたいという商業者としての情熱も感じるお話でした。

平田本町商店街振興組合 理事長 平野裕二さんは、
島根県出雲市で30年以上にわたり、商店街活動に取り組んでこられた方です。市の職員の方との出会いから始まった「人生ゲーム」は、実際の商店街をゲーム盤に見立て、サイコロの出た目にそって、参加者(お客様)にお店に入ってもらうというまさに体験型のリアルゲーム。この取組みによって、ふだん入らなかったお店に気軽に入ることができるようになり、またお店の人とゲーム通貨のやりとりをするなかで自然に会話が生まれ、お客様も、店主も、今まで気づかなかった「個店」の魅力に気づくようになりました。こうして、商店街は自信を取り戻すことができたそうです。今では回を重ねるごとに、それぞれのお店が、抽選券や割引券や試供品を出すなど工夫をするようになり、嬉しいことに遠方から参加されるお客様も増えているそうです。今後は、地域の特色を取り入れることで全国的にも広がる可能性を感じる注目の取り組みです。

3つの「にぎわいづくりの活性化事例」に共通するのは、どれも地域の生活者(お客様)の喜びと感動と満足を最も大事にしていること。それが商店街の自信と元気につながり、そして地域社会の活気になります。

そのために、どの地域でも、今やるべきこととして、
桑島社長から、
・商店街、行政、支援機関、住民が横のつながりをもって、情報を共有し、課題に対して積極的に提案していくこと。
・商店街は今後ますます地域のコミュニティの担い手として重要になり、そのために商店街自体がますます元気でなくてはならない。
等、提言がありました。

他にも、この場に書ききれないたくさんのヒントのある発言や、同じ思いをもつパネリスト同士ならではのお互いへの質問や、会場からの質疑応答など、盛りだくさんの内容で、活発な討議は100分を超え、「商店街のソフト事業」を使っての「にぎわいづくり」のますますの可能性が感じられる貴重な時間となりました。

「未来希望図」パワーにびっくり!?~EGAO2014秋号・岡山津山取材記~

こんにちは、支援センター広報宮内です。
先週あたりから、広報チームのデスクには終日あるじ不在の席が増えてきました。
夏休み…ではなくて、10月刊行予定のEGAO2014秋号の取材に入れ替わり立ち代わり出かけているのです。
先日岡山県の津山での取材を終えたばかりの井上マネージャーを捕まえて(?)、取材の模様など聞いたのでご紹介しようと思います。

*****

―津山は何の取材だったんですか?

井上:雑誌「EGAO」には毎号2つの柱があって、1つは商店街活性化に関わる方々に今知っておいてほしい旬の情報にスポットをあてる「特集」パート。もう1つは実際我々センターの事業がどんな方々にどういうふうに活用され、どんな効果をあげているかを紹介する「支援センターの事業紹介」パート。今回は「事業紹介」パートの取材でした。
岡山県津山市の本町三丁目商店街さんは、昨年度「商店街の10年後を目指したビジョンづくり~商店街の組織力強化事業(現:トータルプラン作成支援事業ビジョンづくりコース)」に取り組まれ、それを機に活性化への歩みを着々と進めていらっしゃるということで、水野理事長さんほかキーマンの方々にお話を聞きに行ったのです。

岡山第三の都市・津山の駅に降り立ち…


駅のそばを流れる吉井川の川向うに広がる市街地の中に…


目指す「本町三丁目商店街」があります!


江戸時代の商家を利用した複合施設「バール横丁」にちなみ別名「バール通り」とも呼ばれているそうです


―「ビジョンづくり」といえば、このブログでも何度かご紹介しましたが、研修の締めくくりに「未来希望図」をつくるんですよね?

井上:そうです。本町三丁目商店街さんでは、水野理事長さんはじめ、同世代の何人かUターンしお店を継いだ。そのとき、水野さんたちは、子どもの頃の商店街と様子があまりにも違うので愕然としたそうです。かつては岡山県下第三の都市である津山市の中でも、出雲街道沿いの商店街として人があふれんばかりだった。それが大規模商業施設の開業や道路整備によるものか、商店街のつながりが分断されてしまって街がかつての賑わいを失ってしまった。何とかしなければ!と模索していたときに、ちょうど支援センターの事業の「10年後のビジョン」という言葉に響くものがあり、すぐ取り組みを決められたそうです。で、やってみて、「未来希望図」づくりが想像以上に効果をあげた、とのことで…

水野理事長さんにお話しを伺いました


―「未来希望図」の効果?
井上:そうなんです。みんなで「ここにこんなスペースがあるといいよね」「ここでこんなことができたらなあ」「ここにこんな飲食店があればうれしい」なんてワイワイ言いながら雑誌の切り抜きやらイラストやら持ち寄って貼り付けていった「未来希望図」がこちらなんですけど…

こちらが皆さんで作成された未来希望図!(クリックで大きなサイズがご覧になれます)


これで、「角の空き地にイタリア料理店があるといいなあ」とペタペタ切り貼りしてたら、
今、本当にイタリア料理店ができたらしい。

―ええっ!?イメージの力、おそるべし!?

井上:もちろん全部が全部思い通りというわけではありませんが(笑)、これでやりたいことをある程度具現化して、みんなの頭の中に共通のイメージができることで、様々なものが動きだすこと。そして誰かが何かをはじめれば、その周りに人が集まり、人と人とがつながって力が大きくなっていくこと。何より、商店街を良くするために、参加した人たちも自ら考え行動するようになったことを大きな成果として実感されたそうです。

共に活性化に取り組む方にもお話しを伺いに行きました


理事長と同世代、Uターン組の臼井さん。熱いお話しと…


冷たくておいしいお茶を堪能させていただきました!

詳しくはEGAO秋号の記事でご紹介しますので、楽しみにしていてください!

―センター事業を効果的に活用していただけたとのこと、うれしいですね!

井上:本当にうれしいことです。ただ、取材していて気づいたんですが、うまく活用してくださる方々には、共通点があるんですよ。例えば事業の応募要項に記載された研修日程の1回1回のその間の時期をどう過ごしているのか。そのあたりの、活用のコツ的なことも、今回のEGAOの記事をお読みいただければ見つけていただけるのではないでしょうか。

*****
というわけで、着々と取材は進んでいるようです。
ところで、井上マネージャーは今回の津山取材でひとつだけ心残りがあるんだとか。
実は、水野理事長のお店「キゾウ」は雑貨屋さんでありお蕎麦屋さん。理事長自らそば打ち修行した自慢のそばを食べることができるんです。

水野理事長のお店「キゾウ」。モダンな外観の中では雑貨とお蕎麦が楽しめます!


でも、今回の取材では先に食事をすませてしまっていて、水野理事長のそばを味わうことができず!食べ損ねた無念を胸に、次は徳島の取材へと旅立っていった井上マネージャーでありました。

商店街いきいきマガジンEGAO2014秋号はこのようにただいま鋭意取材中(10月刊行予定)です。また、現在EGAO2014春号はこちらからお申込み(無料)になれます。こちらもぜひ!