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小さな気づきが大きな一歩に。障子張替えで活性化

今年の桜は開花期が長く、都内では例年より長くお花見を楽しめました。まだ見頃の所やこれから満開になる地域もあり、まだまだお花見気分が続く中、新元号「令和」の施行まで残りわずかとなりましたね。

これを機に新しいことにチャレンジして街を盛り上げよう!…というのも手ですが、普段何気な~く考えていることに取り組んでみるのもまた、新たな一歩へと繋がるのではないでしょうか。そんなことを感じさせてくれた商店街の取組みをご紹介します。

中央・南の両アルプスが望める長野県駒ケ根市の広小路商店街で、先月31日に商店街に並ぶビルの障子の張替え作業が行われました。

「アルプスを見上げた時、破れた障子が目に留まり気になっていました。」そう話してくれたのは、地域おこし協力隊の前田智子さん。駒ケ根の街を盛り上げようと有志グループが活動する中、障子の張替えなら自分にもできる!と思い立ち、行動を起こしました。今回作業を行ったのは2階以上の部屋の障子。1階の店舗と違い住居や物置として利用されている所が多く、店主たちの注意があまり行き届かない場所でした。

「店主さんの住居部分なので、申し出をしていいかためらいがありました。でも、この街を良くしたいという思いは商店街の方も同じはずと思い、商店街の理事の方に相談したところ、ぜひやりましょうと快諾してくださいました。」と前田さん。店主たちに作業を申し出、希望のあった5店、計50枚の障子を張り替えました。作業に集まったのは、商店街の店主の他、地域活性化の活動に取り組む「こまがねテラスプロジェクト」「まちなか賑わい創出プロジェクト・おちつき」の2団体と、さらには一般の参加者の計15名。障子の張替えに詳しい店主の指導のもと、駅前ビルのフリースペースを利用して和気あいあいと作業が行われました。作業スタート!いざ始めると、思っていた以上に大変で作業を終えられるか不安がよぎります。 みんなで力を合わせ、子どもの時にやったな~なんて思い出しながら、作業完了!職人顔負けの見事な仕上がりです!!

障子がきれいになったことで、「他の場所もきれいにしなきゃ」という声が上がったり、「障子が破れていたことで、今までそんな風に(廃れたように)見られているとは思わなかった」と意識の変化も芽生えたり、障子の張替えという小さな取組みが良い連鎖反応を生みました。

「今回できなかったところの張替えをしたり、色あせた看板の修理をしたり・・・こうした取り組みを継続していくことで自分の街に関心を持つ人が増えていけば、と考えています。そして、他の商店街でも同じような取組みができれば。新品の様に街を生まれ変わらせるのではなく、小さなことに目を向けてきちんと手入れをし、商店街が歩んできた駒ケ根の玄関口としての歴史を大切につないでいきたいと考えています」と、前田さんはこれからの抱負を語ってくれました。

浜松の魅力が満載の食と暮らしのマーケット 浜松サザンクロス商店街で特別企画「冬のほしの市 with TENRYU」開催

新しい年が明けて早2週間。
皆様、平成最後のお正月はいかがだったでしょうか。

関東も初雪が降り、いよいよ本格的な冬到来ですが、
浜松にあるサザンクロス商店街から、心があたたかくなるイベントの模様が届きました。

こちらの商店街では、昨年4月から「浜松サザンクロスほしの市」という、
浜松の食と暮らしにまつわる店舗を集めたこだわりのマーケットが毎月開かれており、
毎回、地元にこだわる飲食店やクリエーターが50店ほど出店し、
焼き菓子やお茶、オリジナルのアクセサリーや洋服、
ハンドメイド雑貨などの多彩な商品で、訪れる人たちを楽しませているそうです。

先週の日曜(1月13日)には、いつものマーケットとは趣向を変えた特別企画「冬のほしの市with TENRYU」が開催され、たくさんの人でにぎわいました。

この「冬のほしの市with TENRYU」は、市内の自然豊かな山間部の天竜区から、
そこで活躍する人とお店を招いた初のジョイント版。
実は天竜区は、都会から移住する方も多く、カフェやおしゃれなお店も増えている注目のエリアなのだそうです。

当日は、商店街の空き店舗(元タケダ毛糸店)に、天竜で活躍する方々を招いたトークイベントが行われました。

こたつに入りながらリラックスした雰囲気で繰り広げられたトークは、立ち見が出るほどの大盛況。
思わず引き込まれてしまうお話に、天竜や浜松の魅力を再発見した方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。

マーケットにも、天竜地域から5店舗がスペシャル参加。珍しい鹿革製品のお店、出来立ての五平餅の販売、人気の焼き菓子店、オリジナルのお茶などに注目が集まっていたそうです。

このほしの市は、駅周辺エリアにありながら、近年は店主の高齢化や廃業が課題となっているサザンクロス商店街の活性化や、地域の魅力と価値の向上を目的にスタートしたそうです。

サザンクロス商店街では、もともと20年前から、月2回朝市を開催しています。
ほしの市が始まったのも、浜松市のリノベーションスクールを通じた朝市の視察での出会いがきっかけだったそうです。
朝市には近年、地元の高校生の部活動や大学生のボランティアも参加が始まっていて、
商店街には、若い人たちが集まるようになってきたそうです。

朝市(2回)とほしの市、月3回のイベントにより、何か面白いことを求めて、新たに商店街を訪れる人も増えているとか。
今後もサザンクロス商店街に注目です。


この特別企画は来月も開催され、次回(2月10日)は、浜松市に隣接する遠州の小京都と呼ばれ、名所・名産も多い森町とのコラボレーション「冬のほしの市 with MORI」が決定しているそうです。
お近くの方はもちろん、ご興味のある方は、
ぜひ浜松の魅力を再発見できる時間を共有してはいかがでしょうか。

(1月13日の模様は商店街ニュースにも掲載されています)

コンセプトは、お買い物。商店街を走り抜ける「三木ナメラン」開催!

今年も残すところあと1か月を切りました。12月と言えば、旧暦では師走と言いますよね。その由来は諸説ありますが、【どっしり構えて読経をする師僧までも走り回る程の多忙な月】…という意味があるそうです。

そこで、師走にぴったりな「走る」にちなんだ商店街の取組み事例をご紹介します!
先月23日に、兵庫県三木市本町のナメラ商店街で、ちょっと変わったリレーマラソン「三木ナメラン」が開催されました。マラソンの舞台は、羽柴秀吉が兵糧攻めを行ったことで知られる三木合戦の場、三木城跡。ここを発着・リレー地点とし、商店街一帯1周1.24キロのコースを周回します。
なにやら不思議な人(?)たちも走っていますが、コスプレでの参加もOK。ですが、三木ナメランが面白いのはそれだけではありません。なんと、野菜を持って走るんです。
リレー開催中に、コースの一部となっている商店街で「もってけ市場」が3回(各回約15分間)開かれ、地元生産者グループが用意した大量の野菜が、コースを通る参加者たちに手渡されました。野菜がぎっしり詰まった袋を持ちながら、コース後半には105段の階段を上る超過酷ポイントも出現。
参加部門は、一般・職場仲間の部、ファミリーの部、ソロの部の3部門が用意され、それぞれ32.195キロ、12.195キロ、22.195キロを周回しました。
最後はチームみんなでフィニッシュ。 今年の参加者は224名。上位3チームが表彰されたほか、エプロンや割烹着を身に着けお買い物スタイルでばっちり決めたチームには、特別賞としてナメラン賞が贈られました。こちらはナメラン賞をゲットしたチーム。 取組みの詳細は商店街ニュースにてご紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

創業100年超の老舗看板が、街の魅力を伝える。

8月28日(火)配信の商店街ニュースでご紹介した、新潟県上越市本町3・4・5丁目商店街振興組合連合会。創業100年以上の老舗の店々にスポットを当て、創業当時の売り物や商売を模した絵看板を設置しています。
ニュースでは紹介しきれなかったユニーク看板を一挙にご紹介します!

「スイングシューズオオシマ」創業250年(旧)下駄屋
「大杉屋惣兵衛」創業426年(旧)飴屋
「山田八百屋」創業150年(旧)八百屋
「いわしや薬局」創業350年(旧)旅籠
「ヘアーサロンウエノ」創業130(旧)髪結床
「市川手芸店」創業110年(旧)表具師
実は江戸時代の看板は、字の読めない庶民のため、店の業態がわかりやすいデザインで作られていたそうです。創業時と店の形態が変わっているところもあるので、昔は〇〇屋さんだったの!?という発見も楽しめそうですね。

この取り組みは「高田本町百年商店街プロジェクト」の第1弾として行われたもの。本町には歴史ある店が数多く存在し、点在するこれらの店を “まちに残る史跡”として商店街がつなぎ、街の魅力を発信していこうというプロジェクトです。
ご紹介できてない看板もまだまだありますので、江戸人になったつもりで看板めぐりに出掛けてみてはいかがでしょうか♪

取組みの詳細は、商店街ニュースをご覧ください。

今年の夏も背筋がゾクリ―舞鶴・三条商店街でホラーハウスのオープン間近!

今年もお化けの季節がやってきました。京都府舞鶴市の三条商店街では、間もなくホラーハウス(お化け屋敷)がオープンします!
日本遺産の旧軍港の赤れんが倉庫群などを訪れる観光客を回遊させて街の賑わいにつなげようと、商店街関係者、地域住民の有志が福知山公立大学の学生と協働で2016年から始めたこの取組みも、今年で3年目。舞鶴の夏の風物詩としてすっかりお馴染みとなりました。

今年のタイトルは「ロシア病院の謎」。
実は、地元青葉山の麓にある青葉山ろく公園の端に、旧海軍第三火薬廠というコンクリートの建物跡があり、そこが兵器工場だったにもかかわらず、心霊マニアの間でなぜか「ロシア病院」と呼ばれるようになったというのです。そんな地元のリアルな廃墟スポットを題材にすることで、より多くの人々の関心を呼び、地域活性化につなげたいと、今回のホラーハウスは企画されました。会場は、現在活動を停止している東舞鶴実業会館。近畿財務局の管理下にある土地を有効活用し、特定国有地のPRも兼ねたアトラクションイベントを目指しています。

実行委員会及び地元の有志、大学生が協力し、お化けはすべて手作り。マネキンを使い、できるだけリアルに見えるように工夫されたお化けはおどろおどろしい出来栄えで、暑い舞鶴の夏の夜にとびっきりの涼気をもたらすこと間違いなしです。


今年のホラーハウスは、市民の縁日といわれているイベント「はまっこ夜の市」(土曜の市)とコラボ形式で実施されます。開催期間は、6月30日(土)から8月19日(日)までの午後1時~7時。(夜の市の開催日6月30日、7月7・14・21日は午後9時まで)。入場料500円(中学生以下は無料)です。

昨年の取組みから益々グレードアップされているご様子。お客様の反応が楽しみですね!