シャッター街で、遊ぼう。

3連休の中日である7月16日(日)、
大阪新世界市場のシャッター通りで、
値段のないマーケット「Wマーケット」が開催されます。

「シャッター街で、遊ぼう。」をコンセプトに、
昭和レトロな商店街が現代風に生まれ変わり
雑貨、ファッション、インテリア、飲食など多種多様な出店者が
日替わりで商品を並べます。

それだけでも十分楽しそうなイベントですが、
なんとこの週末市、全ての商品に値札がありません。
値段はお店の人との交渉で決まる「セリ」のようなスタイルで
買い物が楽しめる、新感覚のマーケットなのです。

買い手はコミュニケーションを通して店主の人柄に触れ、
商品の魅力やその背景にあるストーリーを知ることができる。
一つ一つの売買に出会いがあり、単に“物を買う”以上の満足感や価値が味わえる。
手に入れた商品は、より愛着のある特別なものとなること間違いナシです!

さらに、値段交渉の切り札として使える「バーゲンカード」、
気に入ったお店に資金援助ができる「リアルクラウドファンディングカード」
など、買い物がより楽しくなるユニークなシステムも。

公式インスタグラムには、レトロな商店街の魅力を最大限引き出した
おしゃれな写真が並んでいます。

そう、このイベントの主なターゲットは若年層・20~30代のファミリー層。
Wマーケットをきっかけに、これまで大型商業施設やテーマパークに流れていた層を
商店街へ呼び込もう!というねらいです。

企画・運営を手がけるイベント会社、
株式会社トリックデザインの運営事務局の森田純多さん(30)は
「我々若い世代だからこそできる切り口で商店街活性化に取り組みたかった」と
新しい感性で、同世代に“レトロで人情味溢れる昭和の商店街”の魅力をアピールしています。

第一回目の今回はオープニングマーケットとして単日開催ですが、
2回目以降は毎週末の定期開催で永続的に人を呼び込みこむ計画とのこと。
(2回目以降のスケジュールは第一回目終了後に決定予定)

なんと、買い手により支持されている店には最高500万の支援をし、
商店街の空き店舗へマッチングする開業支援制度も!
商店街に、より魅力的な実店舗を増やすことで、
永続的な賑わいを生み出すことを目指しています。

まずは大阪で実績を作り、いずれはそのノウハウとデータベースを
全国の商店街へ引き継ぐ予定といいます。
あなたの商店街でWマーケットが開催される日が来るかもしれませんね!

まずは7月16日、お近くの人は大阪新世界市場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

Wマーケット 公式ウェブサイト:http://w-market.jp/

※この記事は、商店街ニュースでも紹介されています。
ご興味のある方はこちらから→店主とのふれあい=プライスレス! 値段のないマーケット、シャッター街に登場 【大阪府大阪市新世界市場】

商店街ど真ん中バーベキュー

6月23日付の商店街ニュースでご紹介した、大門商店街初のバーベキューイベント!!
(商店街ニュースはこちらをご覧下さい→商店街でキャンプ気分!「大門まちなかバーベキュー」
6月24日、初日の開催の様子を伺いました。
テーブル40席、お座敷2席、七輪30台を並べ、一度に300人のお客さんに楽しんでもらえるよう会場をセッティング。

「バーベキューイベントは初めてなのでどうなるかなぁ~」と不安を口にしていた津市大門商店街商業協同組合の近澤正浩理事長でしたが、
なんと!!当日は予想をはるかに超えるお客さんが!!!

バーベキュー開始の30分前に開場しお客さんが席に着き始めると…すでに300人分の席が埋まる勢い!!「この商店街にこんなに人がおるのを見たのは何十年ぶりやろか…」と驚く店主の方もいたとか。

この日限定の目玉イベントである松坂牛の販売や新鮮なお魚の販売(7月1日も販売あり)の他、ビアショルダ―を担いでの生ビール販売、商店街の店舗のおつまみセットのデリバリー、ギターの流しに大道芸も行われ昭和の懐かしさが残る商店街を大いに盛り上げました。

イベント初日を大盛況で終えた大門商店街ですが、一時は商店街を訪れる人の数は1日10人ほどに減り、「暗くて怖い」と地元の人も訪れない通りとなっていたそうです。
この写真からは想像つきませんよね!?

しかし、そんな状況がガラリと変わったきっかけが、今年の4月に行われた商店街の南通りの改装でした。同組合とNPO法人「サルシカ」が協働で、通りの両側に100個のランタンを設置し、名称も「ランタン通り」に改めました。すると、温かい灯りで照らされた通りには、子供連れや外国人観光客が足を運ぶようになり、今まで見たことのない顔ぶれが訪れるようになったそうです。

にぎわいを取り戻しつつある商店街をさらに盛り上げるべく企画された今回のイベント。まだまだ続きます。初日のイベントではテーブルも七輪もお肉もすべてが足りず、様々な問題があったとのこと。その問題への改善点を練り、より多くのお客様に楽しんでいただけるように挑みます。七輪の数は2倍に!お肉やおつまみもさらに増量!そして新たな目玉食材も登場します!7月1、7、8日の残りの3日間も目が離せません!!

きょうのおやつは

EGAO2017春号でご紹介した協同組合折尾商連(福岡県北九州市)
名物スイーツづくりプロジェクトから生まれた“おりをろまん”。

完成まで一年の歳月を経てこの度誕生した
その第2弾「おりをろまん ビスコッティ・レガーロ」を頂きました。

見てください!
はじめ、なにも聞かずに目にした時には
その洗練されたビジュアルに、デパ地下の高級洋菓子の差し入れかと思ったほど!

一口頂いてみると、、、
サクッ、ホロッと心地よい食感とともに口の中に広がるバターの香り。
続いて程よく溶けて柔らかくなったクランベリー入りのホワイトチョコレートが
全粒粉のビスケットの香ばしさと一体となって上品な甘さを演出します。

もう、小難しい言葉はいりません!

とにかく美味しい~!!

お菓子のアイディアもパッケージデザインも地元の高校生によるもの。

試食会やモニタリングには地元の婦人部や住民も参加し、
地域一体となって生み出した、まさに地域の名品です。

しかしそれ以上に、イメージは
感度の高いママたちがちょっとした手土産に選ぶ、

“もらって嬉しい話題のスイーツ”。

元気な商店街のパワーが、幸せな美味しさになって
豊かなティータイムを届けてくれたことに感謝です!

折尾商連は、このお菓子の開発にトライアル実行支援事業を活用しました。
トライアル実行支援事業は、7月3日から第4回募集を開始します。

http://www.syoutengai-shien.com/support/07.html

カエル尽くしの週末~松本市なわて通り商店街~

18日(日)に、長野県松本市のなわて通り商店街に「松本かえるまつり」を見に行きました。

なわて通り商店街は、ナワテ通り商業協同組合、縄手商業会によって構成されています。

松本城の近くを流れる女鳥羽川の川沿いの300メートル程の道に約40店舗が並ぶこの商店街には、昭和47年からカエルをご神体にした「カエル大明神」が祀られていています。

当日スタンプラリーのポイントでもあった「カエル大明神」。お祈りをしてからスタンプを押す姿が多く見られました。

平成13年、この通りは再開発で、現在の江戸時代の長屋風の建物が並ぶようになりました。それを機に、商店街、住民、信州大と松本大の学生たちが「なわて通りで遊ぼうよ!プロジェクト」を立ち上げ、この「かえるまつり」が生まれました。カエルを掘り起こすことで先人の想いを今に蘇らせようと、平成14年に第1回が開催されたこのお祭りは、今年で16年目を迎えています。

お祭りの当日は、カエルをモチーフした雑貨などをつくる作家たちが全国から集まり屋台を並べる「かえる市場」が開催されている一方で、商店街の各店舗もまるで競い合うかのようにカエル関連の商品を店先に展示します。カエルグッズを身に着けて歩いている人も多く、通りはカエルで溢れていました。

このカエル尽くしの商店街を舞台に、様々な催しが繰り広げられました。
(プログラムはこちらです
「第16回松本かえるまつり プログラム」

例えば「ケロウィン」は、ハロウィンを模した子供の催しです。カエルの衣装を身に着けた子どもたちが「お菓子をくれなきゃいたずらするケロ~!」の合言葉とともに参加店舗(21店舗)を廻って、お菓子をもらっていました。

祭りの運営で重要な役割を担うのは、地元の大学生たち。「ケロウィン」などの催しを実行する他、通りの装飾やワークショップなどの企画・運営、受付など多くの役割をこなしています。
卒業後も有志OBとして遠方より駆けつけ、祭りをバックアップする者もいるとのこと。
彼らが一所懸命に祭りをサポートしている姿が清々しく、とても印象に残りました。

「ケロウィン」の様子。カエルに扮した子どもたちは、学生たちと一緒にお店を廻ります。

受付&スタンプラリーの様子。クイズでお出迎えしています。

この「かえるまつり」については、商店街ニュースにも掲載しています。「なわて通り商店街」と「カエル」の歴史的な関係が気になる、という方は是非、こちらも合わせてお読みください。⇒商店街ニュース(2017/6/20)水辺の商店街「なわて通り」がカエルで溢れる!

商店街の空き店舗で世界に一つだけのバイオリンを【大津市菱屋町商店街】

滋賀県大津市の菱屋町商店街に、趣味でバイオリン製作を学べる工房があります。

代表の橋本敦守さん(65)は「世界で唯一の響きをつくる楽しみを伝えたい」と、
自らも楽器づくりに取り組みながら、その仲間を増やしています。

工房代表の橋本さん

オープンから4ヶ月の現在、橋本さんの工房「膳所弦楽館」では
男女14名の参加者が世界で一つだけの楽器の完成を目指して作業を進めています。

バイオリン作りというと難しそうな印象がありますが、
「ナイフで鉛筆が削れれば誰でも出来ます。女性の方も大歓迎です!」と橋本さん。

なんと、製作の材料と道具は300年前からほぼ変わっていないそうです。
違うのは作る人の手のみ!
それなのに、どんな音色が生まれるかは出来上がるまでわからないなんて、
デジタルなこの時代に、なんてロマンがある話だと思いませんか?

そんな奥深さと製作の楽しみを多くの人に味わってほしいと、
趣味でチェロの演奏と製作をしていた橋本さんは、
定年後の起業を目指し準備を進めてきました。

そして今年の2月、
大津市が商店街活性化の一環で運営しているチャレンジショップに応募し、
「まちなか交流館」の一室を借り起業に至りました。

膳所弦楽館は「まちなか交流館」の一室にある

いずれは音響効果の高いライブハウス・カフェを併設し、
「弾く・聴く・創る」をトータルで楽しめる音楽愛好家の交流スペースにしたいと展望を語る橋本さん。
手作り楽器でのアンサンブルコンサートが実現したら、素敵ですね!

空き店舗から新たなコミュニティーが生まれ、商店街が交流の場となっている事例です。
商店街ニュースで紹介しておりますので、ご覧下さい。

商店街ニュース 商店街の空き店舗で世界に一つだけのバイオリンを